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時価総額1位に踊り出たエヌビディア、株価は過熱し過ぎなの?
6月18日、アメリカの企業エヌビディアは、1993年に創立、主にGPU(グラフィックスプロセッサユニット)を開発している企業であり、人工知能(AI)向けの大手半導体メーカーとして爆発的な成長を遂げています。
ついに、一時的とはいえマイクロソフトを抜き世界一に。
エヌビディアの時価総額は、6月18日の終値時点で、なんと3兆3352億ドル(約527兆円)となりました。
さらに業績が上向くとの期待も強く、投資家の買いが続いています。
一部の証券会社では、目標株価が140ドルから200ドルに引き上げられており、現在の株価を5割近く上回る水準、実現すれば時価総額は約4.9兆ドル(約774兆円)となる計算です。
エヌビディアの株価は、今年すでに2.7倍に上昇しており、投資家の間ではエヌビディアを買わないと上昇相場から取り残されるとも言われるほど…
過熱感もありますが、当分は強い状況が続くとみられています。
株価の急騰に伴い、ファンドのリバランス(配分調整)買いへの期待も高まっています。
今月末には運用残高720億ドル(約11.3兆円)規模のテクノロジー上場投資信託(ETF)の大規模な組み換えが行われる予定、約110億ドル(約1.7兆円)の買い圧力が加わる見通しも。
ただし、アメリカによる中国への半導体輸出規制は足かせとなり…もし今年の大統領選でトランプ氏が当選すれば、さらに規制が強化される予測も。
中国は世界第二のAI市場。この点はエヌビディア躍進の懸念材料ともなりそうです。