NISAの日…新NISA制度、非課税枠は?何が買える?利点を知って… レッツ!”資産所得倍増”
バブル崩壊後高値も一時更新した日本株、2024年への期待は?
現時点で、日経平均株価は年初来28%ほど上昇していますが、気になる点があります。
実は、主な上昇は6月中旬で終わっている、との見方も。
特に5月から6月にかけての大幅上昇には下記要因がありました。
- コロナ5類への引き下げなど規制緩和が進み、インバウンド需要の復活が成長率を押し上げた
- 4月、新総裁が変わった日本銀行が金融緩和維持のスタンスを取った
- 円安が進行し、輸出関連株を中心に追い風となった
- 東証が上場企業にPBR(株価純資産倍率)1倍割れ修正を呼び掛けたことで、企業の改革期待が強まった
心配なことに…この4つの要因は既に変わっているとも言えそう。
日本株は9月から10月にかけて大幅下落となりましたが、11月に入ってからは上昇傾向に。
ただし、堅調なアメリカ株に牽引されたことが主要因とみられます。今後、アメリカ経済の減速が進んだ場合、ある時点で株式市場での景気悪化、業績悪化への懸念がFRBの利下げによる追い風を上回り、アメリカ株が下落に転じることも想定されます。その場合、日本株も”連れ安”になる可能性が。
今年前半のように、国内要因による積極的な日本買いの局面が見込めない現状、2024年の日本株の動向は、アメリカ株の影響をより受けることが予想されています。
日本株に影響も!? 肥大化しすぎたマグニフィセント・セブン
2023年のアメリカ株上昇は、実は一握りの銘柄に牽引されており、これらの銘柄は
マグニフィセント・セブン(壮大な7銘柄)と呼ばれています。
グーグル、アマゾン、アップル、メタ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ
これらの企業の時価総額は合計で約12兆ドル、年初から約5兆ドル増加しました。
一方、S&P 500全体の時価総額は、年初32兆ドルで現在は38兆ドル。2023年のS&P500の時価総額はほぼ、マグニフィセント・セブンによるものであるとも言えます。
マグニフィセント・セブンの平均PER(利益に対する現在の株価)は40倍を超えており、S&P500全体=PER20倍の2倍にもなる割高感。極端に買われ過ぎているこれらの企業が、今後下落基調をだとった場合…アメリカ株全体そして日本株の不振にもつながる恐れがあります。
※2024年からの新NISA制度、活用いただかないととても「もったいない」
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