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コラム

知らないと恐ろしいことに…【損害賠償責任保険】

2021年11月23日

テーマ:保険

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 生命保険 選び方FP 無料相談


「“損害賠償責任”とは、故意または過失によって他人の身体や財物に損害を与えた場合に、その損害に対して『金銭』で賠償する責任を負う。民事上の責任」


私がこのコラムを書くにあたっては、お客様からのこんな言葉があったから。

『私の経験を、多くの人に伝えて欲しい』


■保険の種類と範囲選択の重要性を知ろう

その方は当初ゴルファー保険を希望されていました。
ご本人ご主人、お義父さん、3人のお子さん、家族でゴルフをされるとのことで、練習場やグリーンでのケガ、他人や物にボールを当てケガをさせたり壊してしまった場合の補償、友人等から道具を借りて壊してしまった場合の損害補填、ホールインワン時の記念品費用等々、あくまでもゴルフ関連に限定しているゴルファー保険。心配なく楽しむうえで欠かせないものですが、決められたパッケージプランから選択いただくのが一般的で、当然保険料は限定しているため年間3,000円からと大変リーズナブル。

公益財団法人日本生産性本部が発刊しているレジャー白書によると、2019年のゴルフ参加人口(コース)は580万人、前年比で100万人も減少したとされます。

反面、「これまであまり目にしなかった20~30代の若者やご家族連れを見るようになった」そんな声も。

実際に、総務省の家計調査によると、2020年は若者世代のゴルフ人気が高まりました。
スポーツの中でも比較的“密”を避けられること、リモートワークの浸透で時間の融通が利きやすくなり、割安な平日にゴルフが楽しめるようになったこと、食事やカラオケに代わるデートの選択肢としてゴルフが選ばれていること、などが挙げられます。

老若男女が楽しめるゴルフ、ゴルファー保険に加入していれば最低限安心ですが。
あくまでもゴルフに限定した保険、それ以外の時間に起きてしまったことに対しては何の補償もありません。

私は前述のお客様に、家族型の『傷害保険』をおすすめしました。

保険料はリーズナブルですが、ゴルフにかける時間はほんのわずかで、ゴルフだけのリスクはさほど大きくないと推測できるからです。
むしろ、育ち盛りの男の子がいるこのご家庭にとって、

・自転車で転んでケガをした
・自転車を運転していて他人とぶつかりケガをさせてしまった
・友達とふざけていてケガをしたり、他人にケガをさせてしまった
・ボールなどで遊んでいて他人の家の窓ガラスを割ってしまった

といった子供のケースだけでなく、

・雪道で転倒してケガをした
・草刈り中に草刈り機の歯があたってケガをした
・買い物中に誤ってカバンなどが当たり商品を壊してしまった
・ペットの散歩中、ペットが他人にかみついてケガをさせてしまった

…など、生きていくうえで誰にでも起こりうる日常のケガやアクシデント、損害賠償責任のリスクに備える方が重要です。

傷害保険では、24時間365日、日常生活、仕事、スポーツ、レジャー中のケガに備えることができ、
「日常生活賠償」「受託物賠償」「弁護士費用」「携行品損害補償」
など多くのオプションから必要なものを選択することで前述のようなリスクを広くカバーできます。
また、本人に限定するだけでなく、家族型を選択すると保険料は上がりますが、ご家族全員のケガ、賠償責任にお得に備えることができます。


■選ぶ保険とその補償範囲で恐ろしい違いが!

商談でそんな話しをしながら、「うちは男の子でまだ小さいし、ドッジボールもやってるから。絶対ゴルファー保険より傷害保険の方がいいよね!」となり、一緒に特約や補償額などを相談しプランを練り、傷害保険家族型に加入いただきました。
必要な補償だけに特化し検討した結果、加入した傷害保険の年間保険料は18,000円ほどになりました。
約2か月前のことです。

そんな矢先、つい先日お客様から私の携帯に着信がありました。

『息子が学校の帰りに…近所を歩いていた高齢女性にぶつかって転倒させて…頭に大けがをさせてしまってこれから緊急手術…どうしよう』

と、いつも明るく元気なお客様の、今にも消え入りそうな声。
当時は事の詳細は不明でしたが、起きてしまったことの重大さを思い、私も心臓がバクバクしました…

そして。
大変悲しいことに、ケガをされた相手方の女性はその後、懸命な治療と祈りも空しく、お亡くなりになりました。

ご遺族によると、その女性は寝たきりのご主人を自宅で介護していたそうです。
ご本人と残されたご遺族の無念とショック、そして不注意から大変なことをしてしまったと辛い思いをしているであろう当事者、息子さんの気持ち。
時間が戻せたなら…心から思います。


人ひとりが亡くなってしまった今回の過失事故。
ご高齢とはいえいったい、どれだけの賠償をしなければならないのか…それも『金銭』で。

失意のご遺族とお客様の唯一救いとなったであろうこと、それは家族型傷害保険に付けてあった
『日常生活賠償』特約からの補償
です。

加入いただいた傷害保険には1事故3億円までの補償と示談代行サービスを付けてありました。
これがもし、ゴルファー保険=ゴルフ関連だけに限定した保険であったら…
今回の事故の相手方への補償はすべて自腹で払うことに。
もし重い障害が残り長く介護状態になってしまったら、どれだけのお金が必要になったのか。
さらに、示談に向けた交渉も当事者自ら行わなくてはなりませんでした。
考えただけで恐ろしくなります。

わずか年間数万円の差、選択する保険、付ける特約によって補償内容、補償範囲、補償金額にこれだけの違いがあるのです。


■リスクに合わせた保険選択の重要性

生命保険、損害保険ともに『安いからとりあえず』『付き合いでなんとなく』入っていませんか?
今回のお客様の例もそうですが、資産が充分にあってどんなことがあっても心配なく対応できるという方には保険は不要です。
病気やケガ、事故など不測の事態で働けなくなる、出費がかさむと家計が一気に赤字になる、資産が減るのが不安、手持ちの資産ではカバーしきれない問題が想定される等、そんなリスクに備えるのが保険。
それぞれの家庭の状況で必要な保障、補償は全く異なります。
総合的に考え、各々のご家庭に合った保険を選んでいただきたいのですが。

そもそも保険が要るのか?要らないのか?何を選んだらいいのか?どこの会社にしたらいいのか?
など、巷には情報があふれ、選択肢がありすぎて悩んでしまうのも事実。

保険を勧める立場からすると、私は「保険加入に正解を求めない」ことが重要と考えます。
くどいようですが、資産が充分であればそもそも保険は必要ないのですから、少額からでもコツコツと資産の“ダム”を築き続けることが最優先。
それを実践しつつ、生きていくうえで、年齢、職業や家族状況を鑑みて、どんなリスクが想定されるのか…どの程度保険でカバーしたいのか、保険料としてどのくらい支払うのか、総合的に考えて選択することです。

ちなみに、『日常生活賠償』は同じく特約として、年間2,000~3,000円程度の安い保険料で自動車保険にもつけることができ、保険会社によっては保険金が無制限で払われるものもあります。
もし少しでも不安を覚える方がいらっしゃれば、今すぐ特約を付けることをお勧めします。

私の大切なお客様が経験した辛い出来事ではありましたが、あの時一緒に考え、良いプランに加入していただいて本当によかったと思っています。
この機会に、一緒に考えてみませんか。

この記事を書いたプロ

たけうちかおる

子育て世代のお金の悩みに応えるプロ

たけうちかおる(ファイナンシャルプランナー・たけうちかおる)

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