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コラム

資産形成、みんなどうしてる? 後悔しないためにまず今やるべき第一歩とは?

2021年8月13日

テーマ:資産形成

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 投資信託iDeCoNISA





“Time is money” ベンジャミン・フランクリンが残した名言
稼げるはずだった機会を失う、働かなかった分のお金を失う、お金そのものの損失を指す



ホームページ等を通じて家計の相談を申し込まれる方は子育て中の30代がメイン。
相談内容は様々ですが、住宅購入資金、子供の教育費、老後資金など、資産形成については全てのご家庭に関係する大きな問題です。
実際に相談を受けていると、資産を増やす行動をしている方と全くやっていない方の二極化がますます進んでいると感じます。
そのどちら側にいるかによって=いち早く行動を始めないと…時の経過とともに大差がつきます。


資産形成に着手する人が増え続けている

フィディリティ投信株式会社が行った『2020年ビジネスパーソン1万人アンケート』によると、
〇 投資をしている人の比率:40.5%(5年前と比較して10%の上昇)
〇 「積極的に資産運用を行っている:13.7%」、「計画的に貯蓄している:19.6%」は毎年増加
対し「特に何もしていない:35.3%」毎年減少
〇 30代男性の4人に1人は余裕資金を「将来のための投資」に向けると回答
〇 投資を前向きにとらえる比率 15.1%(5年前と比較して約倍増)
〇 投資の3原則(長期・分散・積立)理解度向上
〇 投資目的として「老後の資産形成」比率高まる
〇 投資をしない理由の変化 「何をすればいいのか分からない」「勉強しなければならない」が増加

まとめると、
資産形成に着手する人が増え続けている
新しい資産形成の流れ=投資への興味の高まり、投資家比率の上昇、その主役は20~30代、投資原則の理解度も上がっている、低資産層ほど資産運用の重要性に気づき運用を始めた人が多い
そんな現状が明らかになりました。


みんなは何に投資をしている?

具体的な投資対象商品としては ※複数回答有
〇 日本株式:65.9%
〇 日本株に投資する投資信託:31.8%
〇 外国株に投資する投資信託:29.4%
〇 外国株式:16.3%
投資信託に投資している人が年々増加。


株式や債券などで資産を持つ割合=米国51%、欧州28%に対して日本は14%。
現金・預金が54%を占める日本人、資産運用を行っていない人の半数は投資に興味があるものの、リスクがある、知識が無いと失敗する、難しい……などの理由で投資行動ができていないそう。

つまり。

みんな投資などの資産形成の必要性は感じている、興味があるのにおよそ6割の人は投資(資産運用)ができていない

ということになります。


投資ができない人、まずはどうしたらいいの?

投資をしない理由の約3割が「何をすればいいのか分からないから」というもの。
そのまま何となく放置しているのは本当にもったいないので、まずは私たちFPに相談いただくか、ご自身でできる方はネット証券でNISAやiDeCoなどを活用して積立投資を始めてみましょう。

投資初心者のあたなには、日経平均、TOPICS、ダウ、S&P500などの株価指数に連動したインデックスファンドへの積立投資(インデックス投資)をおすすめします。

理由は、

〇 数百円など少額から様々な分散投資ができる
〇 高度な専門知識がなくてもできる
〇 個別株や銘柄選び、売買にあたってわずらわしさを感じなくて済む
〇 運用にかかる費用(手数料など)が安い
〇 分散投資ができ安全性が高い

など、専門知識の乏しい初心者でも始めやすいところ。


まとめ <投資で失敗しないために>

初心者の方が投資を始める際の注意点とおすすめ参照サイトは下記の通り。
〇 自分はどのくらいリスクがとれるのかを知る(どれだけの損失なら耐えられるか)
  年齢、運用の目的と期間、収入のうち運用に回せる金額、投資経験、金融リテラシー、家族構成
  ※全国銀行協会

〇 自身のリスクにあったポートフォリオを組み(分散投資)無理のない金額から始める
  ※MY INDEX 資産配分ツール MY INDEX 資産配分ツール

〇 一括投資ではなくコツコツ投資する(ドルコスト平均法でタイミングを分散)
  ※ドルコスト平均法協会

〇 頻繁に売買せず投資を継続する(決してやめないこと)

〇 決めたポートフォリオの配分を守る(1年に1回程度、資産のリバランスを行う)

私たちの公的年金の積立金を管理運用するGPIFのポートフォリオも参考に!
GPIF


冒頭で紹介したフィディリティが2003年から10年間、顧客のパフォーマンスを調査したところ……
運用成績がよかったのは
1位  亡くなっている人
2位  運用していること自体を忘れていた人
つまり、短期で売買を繰り返すよりも長く持ち続けていた人の方が好成績、ということ。



株式等の投資では、1年や5年では変動幅が大きくマイナスになる確率が高くても、15年、20年と持ちづづけることによってリターンは安定してプラスになります。

やはり“Time is money” そして何事も“継続は力なり”です。

この記事を書いたプロ

たけうちかおる

子育て世代のお金の悩みに応えるプロ

たけうちかおる(ファイナンシャルプランナー・たけうちかおる)

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