なぜアメリカの看板はカッコよく見えるのか|看板屋の勝手な考察

「看板が付いたので完成ですね。」
施工が終わると、そんな言葉をいただくことがあります。
もちろん、工事としては完成です。
でも私の中では、そこからが本当のスタートだと思っています。
看板は毎日働く営業マン
看板は24時間365日、お店の前で働き続けています。
お店が休みの日も。
営業時間外も。
雨の日も雪の日も。
文句も言わず、お店の存在を伝え続けています。
だからこそ、完成した瞬間よりも、その後何年も役目を果たせることが大切です。
お店も少しずつ変わっていく
開業当初と比べて、
サービス内容が増えたり、
営業時間が変わったり、
ロゴをリニューアルしたり。
お店は少しずつ成長していきます。
その変化に合わせて、看板も見直すタイミングがあります。
「まだ使える」と「今の店に合っている」は違う
色あせていないから大丈夫。
壊れていないからそのままでいい。
もちろん、それも一つの考え方です。
でも、
今のお店の魅力が伝わっているか。
この視点も大切です。
お店は進化しているのに、看板だけ昔のまま。
そんなケースも意外と多くあります。
少し変えるだけでも印象は変わる
必ずしも全部作り替える必要はありません。
カッティングシートの貼り替え。
営業時間の更新。
照明の交換。
ガラスサインの追加。
そんな小さなリニューアルだけでも、お店の印象は大きく変わります。
看板はお店の歴史になる
長く使われた看板には、そのお店の歴史があります。
だから私は、「すぐ交換しましょう」とは言いません。
今の看板を活かせる方法があれば、それも一緒に考えます。
大切なのは、新しくすることではなく、
今のお店を一番良く見せること。
それが看板屋の役目だと思っています。
看板屋のひとりごと
完成した看板を見て喜んでいただける瞬間は、本当にうれしいものです。
でも数年後、
「あの看板のおかげで覚えてもらえたよ。」
そんな言葉をいただけた時が、一番うれしいかもしれません。
看板は作って終わりではなく、お店と一緒に育っていくもの。
これからも、そんな看板づくりを続けていきたいと思っています。


