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福井雄士プロのご紹介
腕時計に込められた想いを丁寧な仕事に反映させる時計修理士(2/3)
修理はもちろん来客の多くが「時計について語るため」に訪れる場所
「僕、誰かが大事にしてきたものが大好きなんですよね。熊本にいる私の友達にも1000年前のトンボ玉(ガラスビーズ)とかアンティーク品を扱っている方がいるんですが、腕時計も、あまりにも古すぎて部品の製造が終わっているものは別として、きちんと作られているものであれば100年は持ちますし必ず直ります」と福井さん。
福井さんの工房には、月平均して数十件分の腕時計が持ち込まれるそうで、主に一日作業台に座り修理している時間が長いそうですが、工房を訪れる老若男女の顧客のなかには、時計の修理・部品交換という用事がなくとも、単に会話するために立ち寄る方も少なくないのだそうです。
「ご近所さんからはよく『賑わっているね』と言われるんですけど、ほぼ同じ人です(笑)。腕時計のなかには本当にラグジュアリー(高価)なものがあり、そういったもの等について喋りたいのは男性が多いですね。腕時計自体を“預金通帳”と称する方もいらっしゃいますが、良い時計はそれだけ大事に長く使われている事も多く、例えば自転車やバイクによく乗る方はネジが緩んでいるとか、中身を見れば持ち主の人生をも見える気がするのが楽しいです」
現代は、モノに対するこだわりを排除した安価な時計も多種多様に出揃っていますが、「古い時計のなかにはコストパフォーマンスがすごく良いものもあるんです」と、中身を見る修理人だからこそ判る職人のこだわりが、古き良き腕時計には詰まっているのだそうです。
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