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福井雄士プロのご紹介
腕時計に込められた想いを丁寧な仕事に反映させる時計修理士（1/3）
アンティークに興味を持ち進んだ時計修理士という仕事
宮崎駅西口から橘通りに向って伸びる広島通り。昔ながらの商店街の雰囲気も持ちながら、近年は若手経営者の営む飲食店なども増え、どこか懐かしいような、それでいて活気もある市内でも注目のエリアです。
この街の一角に時計修理工房「MAYRO Watch & Repair（マイロ ウォッチアンドリペア）」を構えているのが、一級時計修理技能士の資格を持つ店主・福井雄士さん。新旧、またメーカー問わず腕時計の電池やベルト交換のほか、アンティーク時計の修繕・修復なども得意としています。そんな福井さんが時計修理の道を目指すきっかけになったのは、意外にも大学卒業と同時に購入した昭和64年製の車・ミニクーパーだったそうです。
「ミニクーパーに乗り始めたのを機に、古いものに興味が出てきて、最初に手巻きのアンティーク時計（スミス社）を買ってみたのですが、それはすぐに壊してしまったんですよ。でもそこから時計修理に興味が湧いてきて、最初は専門学校へ行こうかな？とも考えたんですが、結局は無資格でも働かせてもらえる岡山の修理店から修業を開始しました。その後、香川のアンティーク店に勤めたので修業期間は7年ですね。時計修理技能士の資格を取得してから、縁あって宮崎県内の企業に就職。2017年秋に独立開業しました。これまで1950年製・ロンジンをきっかけにヴィンテージウォッチの収集は300本以上してきましたが、いい時計は修理すれば絶対直りますよ」と福井さんは言います。
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