お金じゃなくて心で応えます。ヒーローのようなFPの登場！（2/3）

お金の“漢方薬”を処方したい！

　11年前に保険会社を辞めて地元・宮崎に帰郷、都城初のファイナンシャルプランナー(以下、FP)になった鳥集さん。FPを看板にした保険代理店としてスタートしたのが「暮しと資産管理」です。「帰ってきて気づいたこと、驚いたことのひとつが“中小企業の社長はえらい！素晴らしい！”ということでした。個人のお客様はもちろんのこと、今は地元の中小企業の社長をどれだけお手伝いできお役に立てるか、それも喜びです」

　鳥集さんが言う「社長業は孤独な決断業」である方々を、現在は保険制度、退職金制度、資産運用、財務コンサルなどの側面からサポートしています。もともと営業、財務、総務、開発、販売など、あらゆることを一人でやってきた中小企業の社長たちが相手だからこそ、自分のもっているすべてを惜しげなく注ぎ込んでいるのでしょう。

　さらに会社によっては債務の返済、後継者問題などにも一緒に取り組みます。他にもどこに相談したらいいかわからなくてという案件で来られる方も多いそうです。「たとえお金にならないことでもすべてお受けします。来たボールはすべて打ち返すということですね。困って来られたのですから、『うちではお受けできません』じゃ、あまりにもひどいですよね」。経験したことのないことでも勉強するチャンスと思ってお受けし、誠意をもって回答を提示する、それが鳥集さんらしさ。「お金に特効薬はありませんが、漢方薬はあります」と力強く言います。

＜次ページへ続く＞

【次ページ】支えたいのはお金だけじゃない、お客様の暮しも然り

次のページへ