塾長の考え(親子関係)10

「とうとううちの子の話ね (^^♪」
そう思われているかもしれない中、
「早めのブログの更新をしますね、
Sくんのお母さん(笑)」
さて、
話を2ヵ月前に戻す。
「先生のところの『自立型』が…」
「ああ、なるほど、そうですね…」
「ちょっと主人は乗り気ではないのですが」
「え、そうなんですか」
たぶんお父さんはブログを読んではいなくて、
お母さんは毎日ブログを読む。
(私は「毎日は」更新していないが…)
そのせいで、
Sくんのお母さんは、
「自立型個別指導」に興味を持っている。
息子のSくんにとっての起爆剤に、
もしかしたらなるのでは…。
そう思っていたから再入塾を決意。
(お父さんの方を説得したのだろう)
で、私はSくんのお母さんに言った。
「〇〇〇塾は集団授業の塾です」
「はい」
「北斗塾は個別指導の塾です」
「はい」
「で、『自立型』のやり方です」
「わかっています」
「上手くいかないかもしれません」
「え?」
「集団授業というものは…」
「はい」
「先生の言うことだけを聞くので…」
「生徒は依存性が強化されるのです」
「あ~」
「で、その真逆になるわけです」
「…はい」
「最初の3ヵ月間くらいは…」
「…はい」
「成績が悪い方に出るかも、です」
「え~…」
「いや、最初の2回くらいは…」
「…はい」
「成績も下がるかもしれません」
「え~…」
「その覚悟は…大丈夫ですか?」
「…、わかりました」
「あ、そうですか…」
「半年間は我慢しま~す(苦笑)」
「え~と…、あ、はい、だったら」
そういうやり取りがあった。
最初に。
学年10位の優秀な成績のSくん。
ある程度は〇〇〇の塾の授業に、
適していたからこそ、
その成績を取っている。
その逆のやり方(自立型)をすれば、
適応するのに軽く3ヵ月はかかるはず。
その後、
ゆっくりだが成績が上がり始める、
というのが私の見立てだった。
そして復塾後の一発目のテスト。
結果は、
「468点 / 500点満点」
「え、そんなに!?」
「あ、はい」
「やるね…」
「あ、はい」
すぐにお母さんがやってきた。
「うちの子、自立型の指導に、
合っていたみたいです!(笑)」
「え、いやまだ序の口程度ですが…」
「先生~、ありがとうございます!」
「あ、はい…」
「これからもよろしくお願いします!」
「あ、わかりました~(笑)」
「じゃ、どうも~(笑)」
出来の良い生徒というものは、
かくもあっさりと結果を出すものだ。
そして成績表が先日出た。
「先生、これです」
「これは…」
(続く)



