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塾長の考え(共通テストに向けて)④

一木康広

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テーマ:塾長の考え

仕込み
昨夜の22時10分くらいのことだ。




予備校生のTくんが私の目の前に来た。




「どうかした?」

「これです(「三角関数」終了)」

「お~、終わったね」

「はい(笑)」




数学という教科は、

「ⅠA」「ⅡBC」という科目に別れて、

その中の「Ⅱ」の中に、




「三角関数」




という単元があり、その中は、




「1.一般角の三角関数」

「2.三角関数の加法定理」




という分類がされてあり、




この「1」と「2」の学習が終了して、




本人の学力が『レベル2』に昇格した。




その報告がTくんから私に来た、

そういう瞬間である。




が、それは第一段階の終了に過ぎない。




学力とは「漬け物」と同じだと考えるべき。




漬け続けてなんぼ、そういう世界である。




だが、来月が共通テスト。




時間が限られている終盤戦だ。




十分に「漬けて」いられる余裕はない。







彼の学力が瞬間的に今どうなっているか?




確認するために翌日テストをするという、

約束をした。




で、今日だ。




確認はレベル3~4相当のテストでやった。




そのレベルこそが、

「共通テスト」の難易度に相当するからだ。




予想では「三角関数(15点満点)」で、

「6点」。




どのレベルまで学力があれば、

どの程度の点数が取れるのか。




この基準を明確にするのに20年かかった。




でも、今ではこれがはっきりとわかる。




それが北斗塾であり北斗塾予備校。




同じく生徒もわかっている。(笑)




その基準を教え続けてきたから。




自分がその科目の単元のレベルで、

「1」から「8」のどの学力か。




そして今日、Tくんに試験してみると、




予想点数「6点 / 15点」に対して、




1つ目が「10点」。




2つ目が「3点」。







1つ目の結果のとき、

本人は喜んでいたが、




2つ目の結果のときには、

ガクッとなった。




だが、

平均してみると「6.5点」であ。




想定内の結果だと言える。




これを繰り返していくと、




平均値が「6点」から「9点」になることが、

わかっている。




こうやって「三角関数」の得点率を、

60%台でキープできるようになる。




これを他の単元にも波及させていき、




その領土支配の達成率が100%になると、




数学ⅡBCの得点は60点台で安定してくる。




ただし、




順調に学力を伸ばし安定させることは、




通常のやり方でやってもできない。




実は事前に「仕込み」をしているのだ。







飲食業と同じ理屈。




この①「仕込み」とは別に、




②「秘伝のタレ(調味料)」がある。




なので、




形だけこのやり方をマネしても、




同様の結果が得られることはない。




オリジナルなのだ。

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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