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塾長の考え(模試とは何か)③

一木康広

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テーマ:塾長の考え

母と娘の対立
また模擬試験があった。




第1回 ベネッセ・駿台共通テスト模試だ。




これは、

「Benesse コーポレーション」

「駿台予備校」




の共催によるものだ。




高校3年生と駿台予備校の生徒、

日本全国に散らばっている浪人生。




彼ら彼女らを対象としている。




「さあ、ここからガチ勝負だぜ!」




という感じの模試だ。




いったい今まで何をやってきたのか?

今までの勉強の効果はどうか?




こういったことが分かり始める模試。




(ふつうは)そういう位置づけだが、




北斗塾や北斗塾予備校では、

そうはとらえていない。




5月 第1回 全統共通テスト模試

6月 大学入学共通テスト模試 6月

8月 第2回 全統共通テスト模試




これら3回の模試を受験したときに、

各生徒の学力分析がうまくいき、

各生徒の学力向上対策が順調かどうか、




それを細かく見ていく試金石となる、

「人間(学力)ドック」という位置づけ。




よって判定はあてにしていない。

(実際、あてにならない)




(この模試に関して)

高校3年生の生徒の中には、




「今まで頑張ってきたのにっ!!!」




という思いをもつ生徒も出てくるが、




その理由は以下の2つ。




1.(単なる)勉強不足




「頑張ってきたのに」というのは、




いったい「いつ」からのことなのか?




高3の部活動が5月に終わったので、

6月からの「頑張り」なのか?




それとも、

この夏(7~8月)の間のことか?




あるいは、

高校3年生になってからの、

「頑張り」なのか?




生徒の認識(=基準)はそれぞれで、

主観的判断で適当に言う場合がほとんど。




あてにならない。




また、




2.学校の定期(課題)テスト




これさえ良ければ受験でうまくいくと、

勝手な勘違いをして高校生活を過ごした、




小中学生時代からまじめで素直な生徒。




この場合も「いい結果」は出てこない。




ただし、




この場合の「結果」に対する認識も、

生徒によってさまざま。




ある生徒の第1志望は九州大学だったり、

ある生徒の第1志望は国立大医学部医学科。




そんな場合はかなりの高得点であっても、




判定は「E]しか出ない場合もしばしば。




親御さんもその子どもも、




「判定がすべて!」




だと思い込んでいるケースは多く、




この時期くらいから親子げんかも頻発。




情報不足、知識不足、認識不足。




これらのせいで、家庭内でもめる。




地元の大学に進学する程度ならば、

何とかなるように指導しているのが、

地元の高校の授業(指導)の水準。




たったこれだけの情報を、




知らない親御さんと子どもは多い。




(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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