塾長の考え(父親)①
「働く目的とは何か?」②
子どもが生まれたときに、
人は初めて「親」になる。
大人になって、
誰かと出逢い、
恋愛して結婚する。
そして、
子どもを授かる。
その時に初めて「親」になる。
親になれば役割が天から与えられる。
男性ならば父親であり女性ならば母親だ。
そして子育てが始まる。
子育てとは何か?
それは「教育」である。
親とは、
子どもの教師でもあるのだ。
そこで気をつけなければいけない。
教育とは、
「何かを説明する」
といった言葉だけで、
完結するものではない。
言葉以外の教材がある。
それは教える側の態度(姿勢)だ。
親の生活態度や仕事への姿勢。
それが子どもの教材となる。
「家庭でリラックスできなくなる!」
そういうことを言っているのではない。
そのリラックスしている姿も必要。
お父さんがお母さんを大切にして、
お母さんもお父さんを大切に想う。
それらすべてが子どもの教材となる。
仕事に対する姿勢も当然教材となる。
だから、
親御さんたちが仕事に対して、
どう取り組んでいるか?
その姿勢が子どもに影響する。
子どもの勉強への取り組み方に、
影響する。
(生活のために)しょうがなく、
仕事をしている姿勢から、
子どもは次のように学ぶ。
(意味はわからないが)しょうがなく、
勉強はするのだな、と。
仕事よりも自分の趣味に力を注ぐ。
そういう親もいるかもしれない。
では、子どもはどう考えるか?
勉強よりも部活動に力を注ぐ。
そうなるかもしれない。
「仕事が最優先じゃないよ!」
そういう親御さんの子どもは、
「勉強が最優先じゃないよ!」
という姿勢になっていっても、
おかしくはない。
実は、
子どもも親にとっての「教材」。
親は子どもに教育する立場であるが、
同時に教育される立場でもあるのだ。
こういう関係を、
物理学の言葉で言えば、
「作用・反作用の法則」
という。
子どもの成長とともに、
親は「親としての成長」が必要。
人の一生はずっと成長ストーリーだ。
人が成長するには、
いろんな問題が起きなければならない。
その問題(悩み)こそが、
成長するための糧(かて)。
それらを親子でいっしょに乗り越える。
乗り越えていくから共に成長がある。
だから、
教育は「共育」とも言えるのだ。
さて、
親は大人としてどう働くか?
その働く目的を今一度考えてみる。
そして実行していく。
その姿を見て、
わが子は(おのずと)変化していく。
(続く)