塾長の考え(現在の結論)その4

私の夢は、
中学1年生のときにはあった。
それは「実業家」になること。
まあこれは願望に近かったもので、
根拠はあまりなかったと思う。
(結果的には実現したが)
会社員や公務員になるという、
確実性が高くて安定性のある職業には、
ほとんど興味がなかった。
収入の高さや安定に興味がなかった、
そういうわけではない。
(もちろん興味は「ある」)
しかし、
私が1番重要視したことは、
「自由」でいられることだった。
自分の意志で仕事ができる。
自分の努力次第でお金を稼げる。
この2点が最重要項目であり、
これが原点にあるので、
今の自分の仕事が大変であっても、
実際のところは「楽しい」。
いい結果ばかりを出せてきたわけでは、
決してないが、
今の状況や今の自分の能力や状態、
これには満足している。
満足はしているが努力の継続を、
やめるつもりは一切ない。
塾長と言う立場が今の自分をつくった。
そうとも言えるが、
本来の自分は成長意欲が強いし、
勝負事なら負けたくない。
勝ちたい。
努力するだけならいつまでもやれる。
(明確な目標があるときに限るが)
私の友人たちの大半が、
仕事に対してだいぶん我慢している。
そういう風に見える。
そうこちらが感じ取れるような、
発言もするからなおさら確信する。
はたらくのは「生活のため」であり、
仕事を楽しんでいないのではないか?
はたらく目的を見失ったら、
誰でも毎日が辛くなるのは当然。
普通は、
毎日働いている人が大半なのだから。
もしも親がそういう姿を、
毎日子どもに見せていたら?
どういう影響を与えるだろうか?
ひとつ屋根の下に、
いっしょに住んでいるわけだから、
子どもが親の影響を、
受けないはずがないということ。
これを意識していない親御さんたちが、
けっこういるような気がする。
人は環境に左右されることが多い。
北斗塾に来る生徒は、
「私」に影響されることを、
多少なりとも覚悟しなければならない。
それは当然のこと。
どこの塾に行こうとも、
生徒はそこにいる先生(講師)や、
教室の責任者の言動すべてから、
確実に影響を受ける。
その「認識」が薄い親御さんたちも、
大勢いるような気がする。
その塾の「合格実績」だけを見て、
塾選びの最大基準にしている方は、
わが子が勉強の中身以外に関して、
いろいろな影響を受け続けていく、
その事実と実際の影響力を、
どうやら軽く見ているようだ。
(続く)



