塾長の考え(期末テスト)3
小学生の指導をするとき。
教材の中身を指導するわけだが、
北斗塾は「自立型個別指導」。
すべてを直接指導する、
などということは絶対にしない。
「何を指導するのか?」
それは生徒にとって、
あくまでもわからないところ。
あくまでもできないところ。
ただし、
そこで終わるといけない。
常にできるようにメンテナンスをする。
メンテナンスとは、
通常は、
機械や建物、コンピュータシステムなどの設備について、
故障や不具合が生じることなく、
正常な状態が維持されるように、
点検したり手入れをしたりすることだ。
北斗塾ではこれができるような、
各種ツールがあるのだが、
これを正確に使いこなせる生徒の場合、
成績は優秀。
「めんどくさいな…」
と思ってツールを使わない生徒ほど、
良い成績をとることが難しい。
このツールを使いこなせる生徒ほど、
成績はどこまでも上昇し続ける。
かつての生徒で、
宮崎●●高校普通科出身の生徒は、
学年順位で後ろから数えたら「スグ」。
その生徒もしっかりとそのツールを、
2年かけて使いこなせるようになったときは、
基礎学力が盤石のものとなった。
そこからどう育てるのかが大事なのだが、
3年目の7月時の試験では、
全国偏差値が85にまで跳ね上がった。
「偏差値85」である。
常識外の成績だが、
こういうことが現実に起きたのだ。
例えば高校1年生の冬に、
偏差値が48の生徒ならば、
塾に毎日通うという荒業(あらわざ)をすれば、
高校3年生の6月時点で、
偏差値が62を超えることは可能。
実際に起きている。
もともと55くらいの偏差値がある生徒は、
1年間(週3回)通塾すれば、
やはり偏差値で62以上は可能。
実際に起きている。
だが、
小学5年生の後半に入塾してきた生徒で、
なかなか素直に指導を受けずに、
スキあらば仲良しの生徒と、
おしゃべりをしようとするような生徒は、
小6から週3回の通塾に変更しても、
中学受験(入試)で特待を取ることは、
むずかしい。
小6からでも、
週3回通塾すれば、
中学受験プレテストで「特待」を取れる。
(理想)
小学3年生の2月から通塾する生徒や、
小学4年生のころからずっと通塾してきた生徒。
あるいは、
そもそもよく勉強する秀才の生徒。
そういう生徒たちが、
ようやく努力が報われて、
「特待」をとる。
(現実)
(続く)