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塾長の考え(夏期講習)③

一木康広

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テーマ:塾長の考え

スーパーマン
小学生に関しては、




中学受験に限定すれば、




夏期講習が学力の「基礎固め」、

そういう点ではラストチャンス。




9月から小学6年生が入塾してきて、




「中学受験の対策をお願いします」




と言われた記憶は、

私に関しては一度たりともない。




中学受験と高校受験の両方を、

ダブルメインと考えている学習塾は、




通常は、




小学5年生になってから、




「あの~、中学受験の…」




そうやって来る親御さんたちには、




「えっ、今からですか?」

「遅いですよ、今からだと!」

「厳しいことになると思いますよ」




などといった「注意」を、

最初の面談でされることが、

ふつうにあるという。




他塾の話だが。




そんな厳しい言葉を言うのは、

それだけそこの塾が本気だ、

そういうことだろう。




だが、

この「真剣さ」は当然だ。




その生徒を合格させようと、

本気で思っているからだろう。




小5の春(4月)であっても、

小6の春(4月)であっても、




実際にはわが子が、




「中学受験したい!」




そう言いだしてくれば、

親御さんたちはそれから塾を探す。




本当は遅いけれども。




「ママ、応援するからね!」




そう言いながら塾を探す。




小学3年生や4年生の時点で、

塾通いし始めている生徒は、




ほとんどその生徒の母親の、

意識が高い場合に、

塾通いが始まる。




子どもの希望で、

小3や小4から塾に行く。




これはほぼないだろう。




公文式の塾の場合は別だが。




いつからスタートするかで、

受験の合格の可能性は違う。




それは当然のこと。




中学受験の対策のために、

いつの時期であっても、

本当は入塾できるけれども、




遅いスタートは、

わが子の受験での合格に関して、

可能性を相当分減らしている、




この事実は認識しておくべき。




塾の先生たちは、

不可能を可能に変えることが、

常時できるスーパーマンでは、

決してないのだから。







(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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