情報大洪水の時代(その3)
自立型個別指導の北斗塾。
他の学習塾との大きな違いは、
指導の根底にある考え方が1つ。
これは話すと長くなるので、
別の機会に。
大きな違いの1つが、
自立型の指導をしていること。
世の中には、
「自立学習の〇〇塾」
みたいなものもあるが、
似ている点はあっても、
やはり根本的に大きく違う。
私が考えている「自立」とは、
①自主 ②自律 ③自制 ④自発 ⑤自活
の5要素から成り立っている。
例えば、
「自主性」という言葉がある。
この言葉が指す意味は何か?
これは他者が決めたことを、
率先して実行することだ。
北斗塾の学習指導体系は、
私が練り上げて作ったものであり、
今なお「改良・改善」を繰り返している。
年単位で言えば、
常に今年がベストの状態。
昨年度の指導よりも今年度の方が、
必ず上回るように工夫している。
それを30年間以上繰り返してきて、
今の北斗塾がある。
塾生は基本的には、
「私が決めたこと」
を自主的に実行することが、
常に求められている。
そう「自主的に」である。
講師が生徒に対して、
指導する場面で、
強制すればたやすいことは多い。
特に小中学生などに対しては、
いつでも圧倒的な力の差を見せつけて、
行動を強制的にとらせることは、
ベテラン講師なら朝飯前のことである。
だから、
そういうやり方をしている塾もある。
私自身もかつてそうだった。
なぜそうしていたのか?
それが成績を上げるのに、
手っ取り早いからに他ならないからだ。
生徒本人の意思は…いらない。
言って聞かせるだけ。
それでいくらでも成績は上がるし、
高校受験においても、
いくらでも「逆転合格」をさせてきた。
高校入試までは「それ」ができるのだ。
今でも学習塾のスローガン的なもので、
「逆転合格を目指す!」
そういうことを言っている学習塾は、
生徒の話を聞く限り、
やはり威圧的な態度で生徒に接する、
そういうことが行われているとのこと。
昭和的なやり方だとも言える。
じつは、
そんな強引なやり方をしなくても、
言って聞かせることを丁寧にすれば、
回数と時間はかかるけれども、
理想に近い指導はできる。
それでも小学生や中学生には、
しつけ的要素が必要な場合が、
指導中どうしても生じることがある。
接し方に甘さが目立つ講師に対しては、
生徒はなめた態度をとる傾向がある。
これは今も昔も変わらない。
そのときどうするのか?
その後どうするのか?
この初手と2手目が大事で、
ここをうまくできれば、
自立型の指導のスタートラインに、
その講師は立つことができる。
(続く)