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塾長の考え(期末テスト)⑮

一木康広

一木康広

テーマ:塾長の考え

生徒から責められる講師
自立型個別指導の北斗塾。




他の学習塾との大きな違いは、

指導の根底にある考え方が1つ。




これは話すと長くなるので、

別の機会に。




大きな違いの1つが、

自立型の指導をしていること。




世の中には、

「自立学習の〇〇塾」

みたいなものもあるが、




似ている点はあっても、

やはり根本的に大きく違う。




私が考えている「自立」とは、

①自主 ②自律 ③自制 ④自発 ⑤自活

の5要素から成り立っている。




例えば、

「自主性」という言葉がある。




この言葉が指す意味は何か?




これは他者が決めたことを、

率先して実行することだ。




北斗塾の学習指導体系は、

私が練り上げて作ったものであり、

今なお「改良・改善」を繰り返している。




年単位で言えば、

常に今年がベストの状態。




昨年度の指導よりも今年度の方が、

必ず上回るように工夫している。




それを30年間以上繰り返してきて、

今の北斗塾がある。




塾生は基本的には、

「私が決めたこと」

を自主的に実行することが、

常に求められている。




そう「自主的に」である。




講師が生徒に対して、

指導する場面で、

強制すればたやすいことは多い。




特に小中学生などに対しては、

いつでも圧倒的な力の差を見せつけて、

行動を強制的にとらせることは、

ベテラン講師なら朝飯前のことである。




だから、

そういうやり方をしている塾もある。




私自身もかつてそうだった。




なぜそうしていたのか?




それが成績を上げるのに、

手っ取り早いからに他ならないからだ。




生徒本人の意思は…いらない。




言って聞かせるだけ。




それでいくらでも成績は上がるし、

高校受験においても、

いくらでも「逆転合格」をさせてきた。




高校入試までは「それ」ができるのだ。




今でも学習塾のスローガン的なもので、




「逆転合格を目指す!」




そういうことを言っている学習塾は、

生徒の話を聞く限り、

やはり威圧的な態度で生徒に接する、

そういうことが行われているとのこと。




昭和的なやり方だとも言える。




じつは、

そんな強引なやり方をしなくても、

言って聞かせることを丁寧にすれば、

回数と時間はかかるけれども、




理想に近い指導はできる。




それでも小学生や中学生には、

しつけ的要素が必要な場合が、

指導中どうしても生じることがある。




接し方に甘さが目立つ講師に対しては、

生徒はなめた態度をとる傾向がある。




これは今も昔も変わらない。




そのときどうするのか?

その後どうするのか?




この初手と2手目が大事で、

ここをうまくできれば、

自立型の指導のスタートラインに、

その講師は立つことができる。




(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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