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塾長の考え(期末テスト)⑨

一木康広

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テーマ:塾長の考え

親子喧嘩
小学6年生が中学受験をすると、

自ら決めて親に相談して、

どこかの塾に入って、

受験勉強を開始する。




私はこれだけでも偉いと思っている。




小学生はまだまだ遊びたい盛り。




マンガにゲームにユーチューブ。

そして友だちとのおしゃべり。

インスタグラムやラインでのチャット。




習い事に日々いくつも通い、

その上に学習塾にも通う。




実に忙しい。




子どもにとって、

影響力があるのは何かというと、




親の教育が第一。

次に学校の教育。

その次に…塾での教育かな。




影響力の強さで言えば、

上記で間違いないところだ。




親御さんが、

「うちの子は全然言うことを聞かない!」




そう言っても、

それはそれまでの親の教育の結果。




学校の先生が話したことは、

子どもたちは無条件で信用する。




「先生は正しい事しか言わない」




そう信じているから。




その結果いろんな価値観ができていく。




子どもの考え方や行動基準に対しての、

学校教育の影響の大きさは無視できない。




塾の先生が、

「友だちにこの夏で差をつけろ!」




そう言えば、

子どもは素直にそれがあたりまえだと、

信じて疑わない。




「学校より塾を信じろ!」




そう言えば、

子どもは判断軸が2つになるため、

どちらかに見切りをつけることになる。




小学生は子どもである。




確固とした判断力があるわけではない。




誰に教育を受けるかにより、

その子の人生観は多大な影響を受ける。




相手が大人だから当然だ。




親の言うことに逆らえば、

泣いてわめく子もいる。




親は正しいことを言うことが多いが、

正論を述べたから子どもは納得する、

そんなふうに都合よくはいかない。




子どもには子どもの言い分があるから。




親は子どもの協力者であり、

社会的には保護者という立場である。




何があっても子どもの味方であるが、

親の姿勢や言葉かけを間違うと、

親子喧嘩は起きる。




親も子も辛く悲しい思いをする。




家族はそういうものだと思うし、

子育ては実際のところ簡単ではない。




それでも一生懸命に子どものために、

頑張りたいという親御さんは多い。




そういった親御さんたちを救うのも、

学習塾の役目だと思っている。




しかしながら…。




(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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