塾長の考え(前期試験までの結果)
小学6年生が中学受験をすると、
自ら決めて親に相談して、
どこかの塾に入って、
受験勉強を開始する。
私はこれだけでも偉いと思っている。
小学生はまだまだ遊びたい盛り。
マンガにゲームにユーチューブ。
そして友だちとのおしゃべり。
インスタグラムやラインでのチャット。
習い事に日々いくつも通い、
その上に学習塾にも通う。
実に忙しい。
子どもにとって、
影響力があるのは何かというと、
親の教育が第一。
次に学校の教育。
その次に…塾での教育かな。
影響力の強さで言えば、
上記で間違いないところだ。
親御さんが、
「うちの子は全然言うことを聞かない!」
そう言っても、
それはそれまでの親の教育の結果。
学校の先生が話したことは、
子どもたちは無条件で信用する。
「先生は正しい事しか言わない」
そう信じているから。
その結果いろんな価値観ができていく。
子どもの考え方や行動基準に対しての、
学校教育の影響の大きさは無視できない。
塾の先生が、
「友だちにこの夏で差をつけろ!」
そう言えば、
子どもは素直にそれがあたりまえだと、
信じて疑わない。
「学校より塾を信じろ!」
そう言えば、
子どもは判断軸が2つになるため、
どちらかに見切りをつけることになる。
小学生は子どもである。
確固とした判断力があるわけではない。
誰に教育を受けるかにより、
その子の人生観は多大な影響を受ける。
相手が大人だから当然だ。
親の言うことに逆らえば、
泣いてわめく子もいる。
親は正しいことを言うことが多いが、
正論を述べたから子どもは納得する、
そんなふうに都合よくはいかない。
子どもには子どもの言い分があるから。
親は子どもの協力者であり、
社会的には保護者という立場である。
何があっても子どもの味方であるが、
親の姿勢や言葉かけを間違うと、
親子喧嘩は起きる。
親も子も辛く悲しい思いをする。
家族はそういうものだと思うし、
子育ては実際のところ簡単ではない。
それでも一生懸命に子どものために、
頑張りたいという親御さんは多い。
そういった親御さんたちを救うのも、
学習塾の役目だと思っている。
しかしながら…。
(続く)