塾長の考え(京大受験)②
本当に合格できるための学力をつける。
「宿題をやっていればいいのでは?」
「学校から出される課題をすること!」
「塾に毎日自習に行くこと!」
このようなことをまじめにやっていけば、
最後に努力は報われる。
そんなに甘くはない。
報われる場合もあるだろうが、
大学入試においては大多数が報われない。
何をもって報われない?
第1志望大学にほとんど受からないのだ。
特に上位レベルの大学や学部だ。
県立高校の受験レベルで話せば、
「私、そのやり方で合格しました!」
という生徒は何人でも出てくる。
そのレベルの話をしているわけではない。
中学受験でも、
県内最高峰の学校となれば同じ現象が起きる。
かなり前から計画的に学習し続ける、
あるいは、
優秀なプロ講師の戦略的受験指導、
あるいは、
実績多数の学習塾の専門コースの授業、
そういった「原因」が、
強力かつ有効であれば入試では合格する。
だが現実はどうかというと、
高校3年生になってから慌てて受験勉強。
部活動が終わったから慌てて受験勉強。
そういう受験生が本当に多い。
でも狙いたい大学は、
ランクが上の方の大学だったりする。
有名な私立大学だったりする。
それにふさわしい努力をしてこなくても、
「いざ決戦!」
となればいい大学に行きたい。
生徒は誰でもその心理状態。
自分の夢を叶える大学に行きたいのだ。
受験生の年度で言えば、
4月、5月、6月、7月が経過した。
本番の試験は来年1月から始まる。
4月1日からみっちりやっても、
12月31日までで9ヵ月間。
9ヵ月間の内の4ヵ月が過ぎたら8月。
現在は8月27日。
9ヵ月の内5ヵ月が終わろうとしている。
もうすでに後半なのだ。
正確に言うと、
4月1日から翌年の1月の14,15日まで、
9ヵ月半が受験年の持ち時間と言える。
大学入試共通テストの実施日までの話だ。
その内、
GWが1週間、お盆休みが1週間、
年末年始休暇が1週間。
これら大型休暇期間を除けば、
およそ9ヵ月間。
この9ヵ月間は「日常生活」だ。
日常生活の中での勉強の質を上げるには、
主体性という名の「リーダーシップ」が、
自分の心の中に存在していないといけない。
その「リーダーシップ」を発揮する相手は、
他でもない「自分」だ。
自分に対してリーダーシップを発揮できると、
勉強の質を上げることができる。
そしてそこに対して、
プロのアドバイスや指導が入れば、
もっと質を上げることができる。
同じ学習塾に通っても生徒間で、
平等に成果が出るわけではない。
それまでの学習の日々に大きな違いがあり、
学力にすでに大きな違いが生じているからだ。
だが、質はそれぞれ皆に対して上げられる。
戦略的に個別指導をする。
リーダーシップを育てながら個別指導をする。
このミックスを「自立型個別指導」という。
北斗塾はその指導を徹底する塾であり、
それが存在意義だ。
(続く)