塾長の考え(メディア出演後)
真の学力をつけた上で成績を上げる。
「正しいやり方」を忠実に守ることで、
生徒は自分の学習に、
効率や実効性をもたらすことができる。
塾講師は生徒の個性を考慮し、
自らの視点を単なる今の成績に、
限定することがないように心がける。
そうすることで生徒の未来の可能性を、
見失わないようにする。
表面的なことだけを見ない。
本質を見抜く努力をする。
塾講師は生徒1人ひとりの、
心理的な側面も常に考慮する。
生徒は自分たちがなぜ勉強するのか、
その行為に意味を必要としている。
人間は誰でも自分たちが何かしら、
有意義なことをしているという、
そういう感覚を求めているからだ。
塾講師という立場を利用すれば、
生徒に強制的に勉強させることはできる。
ただし、
それでは生徒との間に絆は生まれない。
塾講師は生徒や親御さんたちとの間に、
共同体の意識を持つべきだ。
共同体なのだからその根底には、
価値、目標、学習管理の共有に基づく、
目に見えない信頼関係があるべきだ。
その関係性が強ければ強いほど、
良い結果は生まれる。
私はそういう経験を何度もしてきた。
あるときには、
「ともにがっかりする」。
そしてあるときには、
「ともに喜ぶ」。
そして最終的には、
「ともに感動する」。
そういうストーリーだ。
そのストーリーの脚本は塾長が作り、
監督は各々の教室の責任者が行う。
技術指導は担当の講師が行い、
主役を輝かせる。
(続く)