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塾長の考え(お盆休み)

一木康広

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テーマ:塾長の考え

警告
北斗塾は明日からお盆休み(一週間)。



今日の業務は朝から印刷の嵐だった。

これから一週間の学習を補強するための、

プリントの大量印刷。



もちろん、

そうでない生徒もいる。

事情がそれぞれにあるから。



しかし、

基本的には自宅学習の材料も塾で生産して配布。



ただし、

自立度1級、2級、3級、4級、5級と、

階級が分かれている塾生によっては、

自宅学習の内容はそれぞれの階級で違う。



1~2級クラスになると、

再度私の方から戦略的考え方を伝えて、

その考え方を参考に自分たちで決める。



何を決めるのか?



これから一週間の学習課題を選定し、

その内容に該当する問題を指定して、

それをもらうことを決める。



つまりこれから一週間の未来を「決める」。



課題の選定に関してはいい加減な考えを認めない。



「なぜその課題が必要だと考えたのか?」

「その課題が適切である根拠を数字で示すように」



その2つの質問に明確に答えた生徒だけが、

自分で決めた課題を克服するための問題をもらえる。



全教科全科目だ。



決められない生徒にはこちらが指定する。



まだ「分析力」も「判断力」も甘いからだ。



塾に休み期間があればこその指導である。



「毎日休みなく塾に出てきて自習せよ!」



このような指導をすれば、

いつまでたっても生徒は自主的にはならないし、

戦略的発想をするようにも育たない。



こちらが導けば素直に従う生徒は多いが、

それだと「依存する体質」から脱却できない。



よって、

自立型の人間(大人)にはならない。



「指示待ち大人」に育っていくだろう。



だから、

塾の自習室に毎日通わせることを、

本当は推奨してはいけない。



何も考えない生徒に育つからだ。



「塾に行けばいいんでしょ」



これでは思考停止だ。



たくさん勉強すれば学力がつくと、

勘違いしている生徒がいるがそうではない。



何度も言うが、

小学生や中学生の指導と高校生の指導は違う。



次元が違う。



生徒の学年が上がるにつれて、



先導する指導は逆効果になる。



説得する指導は逆効果になる。



生徒本人に考えさせる訓練こそ必要。



それが「真の学力」向上になる。



依存させる(強制する)指導を繰り返せば、

やがて生徒は自主性を手放すか、

(無意識に)反発して塾を辞めることになる。



AI(人工知能)とロボットが、

日常生活に当然のように入り込んでくる時代、

それが始まっているが、

もう数年たてば、

依存型の人間が活躍する場はなくなっていく。



誰もがそれを認識する。



そのときにわが子が依存型人間であれば、

活躍の場はなくなるがいいのか?



私が言っていることが本当かどうかは、

いずれ誰でもわかる時が来る。

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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