塾長の考え(塾)その7
塾講師の35年間で学んだこと。
困難があってもコツコツ何かを続けられる人、
楽しくて続けているだけで、
努力しているという感覚がない人は強い。
自分の求める結果を手に入れた生徒たちは、
相応の努力を必ずしている。
人が成長する過程で最も必要な課題は、
しばしば楽しくないことが多い。
さらなる学力を得るためには、
長い時間をかけて努力し続けることも必要。
だが、
長時間努力すれば何でも解決できるというわけではない。
どんなに努力をしても、
必ずしも良い結果が保証されているわけではないから。
目的成就や目標達成のために、
自分にとって苦手なこと、辛いこと、厳しいことに、
正面から立ち向かっても結果が出ない場合は、
それは努力不足ではなく、
努力の方法と方向性が間違っているだけ。
結果が出ないやり方で努力を続けても、
その努力が報われるような成果は手に入らない。
結果を出せなかったときに、
どう客観的に分析をして正確に判断するか。
効率よく目的を達成するための対策を考えて実行すれば、
必ず成果を上げることができる。
目的を達成するためには、
いつでも問題意識を持つことが大事。
努力のやり方と方向性が適切で、
努力の量も十分なのに結果が出ない場合は、
生徒本人の適性を見直す必要も考えられる。
自分にとって合う合わないということは、
誰にでもどんなことにもありうる。
努力をしたくないという生徒は、
すべてのことをあきらめないといけないのか?
努力しないということは別に悪いことではない。
本来は努力というものは自発的に行うもの。
誰かに強制されてするものではなく、
1人ですべてを背負い込んで苦しみながらでも、
親や周りの人に認められようと頑張ることでもない。
自分の得意なことや好きなこと、
他人よりも秀でている能力に気づいて、
それを追求していくことが本当の努力と言える。
それはすべてのことに対しても同じ。
継続して努力してみても苦しいと感じてしまうならば、
それに関しては適性がないということかもしれない。
その場合は別のことに生徒本人の適性がある。
夢中になれることを見つけて没頭することが大事で、
夢中になれることは必ず誰にでもある。
まずは「やりたくないこと」を認識すること。
わがままでもいいからひたすら考えて書き出してみる。
そうすれば自分のやりたいことがわかってくる。
努力をすることは大事だけれども、
もっと大事なことは自分に合わないことはやらないこと。
誰でも使命を1つ以上持ってこの世に生まれてきている。
その使命を果たすための素質を親から受け継ぎ、
その使命を果たすための才能を天から授かっている。
その素質と才能を生徒は誰でも秘めて持っている。
それを指導者は見抜かなければならないし、
それを見出してあげて磨くことが指導者の役目。
生徒は誰でも能力(素質+才能)を有している。