塾長の考え(中間テスト)6
塾講師の35年間で学んだこと。
困難があってもコツコツ何かを続けられる人、
楽しくて続けているだけで、
努力しているという感覚がない人は強い。
自分の求める結果を手に入れた生徒たちは、
相応の努力を必ずしている。
人が成長する過程で最も必要な課題は、
しばしば楽しくないことが多い。
さらなる学力を得るためには、
長い時間をかけて努力し続けることも必要。
だが、
長時間努力すれば何でも解決できるというわけではない。
どんなに努力をしても、
必ずしも良い結果が保証されているわけではないから。
目的成就や目標達成のために、
自分にとって苦手なこと、辛いこと、厳しいことに、
正面から立ち向かっても結果が出ない場合は、
それは努力不足ではなく、
努力の方法と方向性が間違っているだけ。
結果が出ないやり方で努力を続けても、
その努力が報われるような成果は手に入らない。
結果を出せなかったときに、
どう客観的に分析をして正確に判断するか。
効率よく目的を達成するための対策を考えて実行すれば、
必ず成果を上げることができる。
目的を達成するためには、
いつでも問題意識を持つことが大事。
努力のやり方と方向性が適切で、
努力の量も十分なのに結果が出ない場合は、
生徒本人の適性を見直す必要も考えられる。
自分にとって合う合わないということは、
誰にでもどんなことにもありうる。
努力をしたくないという生徒は、
すべてのことをあきらめないといけないのか?
努力しないということは別に悪いことではない。
本来は努力というものは自発的に行うもの。
誰かに強制されてするものではなく、
1人ですべてを背負い込んで苦しみながらでも、
親や周りの人に認められようと頑張ることでもない。
自分の得意なことや好きなこと、
他人よりも秀でている能力に気づいて、
それを追求していくことが本当の努力と言える。
それはすべてのことに対しても同じ。
継続して努力してみても苦しいと感じてしまうならば、
それに関しては適性がないということかもしれない。
その場合は別のことに生徒本人の適性がある。
夢中になれることを見つけて没頭することが大事で、
夢中になれることは必ず誰にでもある。
まずは「やりたくないこと」を認識すること。
わがままでもいいからひたすら考えて書き出してみる。
そうすれば自分のやりたいことがわかってくる。
努力をすることは大事だけれども、
もっと大事なことは自分に合わないことはやらないこと。
誰でも使命を1つ以上持ってこの世に生まれてきている。
その使命を果たすための素質を親から受け継ぎ、
その使命を果たすための才能を天から授かっている。
その素質と才能を生徒は誰でも秘めて持っている。
それを指導者は見抜かなければならないし、
それを見出してあげて磨くことが指導者の役目。
生徒は誰でも能力(素質+才能)を有している。