2023 青山学院大学入学式
天下人であり、初代の武家関白であり、
太閤であった豊臣秀吉の名言だ。
「やるべき事が明確であるからこそ、
日夜、寝食忘れて没頭できる」
これは名言であるが、
受験指導をする際には基本中の基本。
驚くべきことに、
北斗塾に入塾してきた生徒で、
以前は別の塾に通っていた生徒たち。
そんな生徒たちはけっこういるが、
これらの生徒たちの口から、
「何をやるかが明確にわかって嬉しいです!」
というセリフが普通に出てくる。
これはいったいどういうことか?
ちなみに北斗塾が最初の塾である生徒は、
そんなセリフを言ってくれる生徒はいない。
あたり前になっているから、
ありがたみはないようだ(苦笑)。
まあ、それはどうでもいい(笑)。
私が以前から何度も言うから、
正直言ってうざく思われる方もいるだろうが、
何をやるかが明確になっていなくても、
中学生までなら高校受験は合格できる。
明確化しなくても適当に進めていけば、
高校の受験範囲くらいならいずれ終了するからだ。
大量の時間を突っ込めば可能なことである。
そのために塾に毎日自習に来させるわけだ。
そこには「戦略」のかけらもない。
明確化しなければ勝てないのは高校生の指導。
高校生の大学受験の指導である。
毎日塾通い(自習通い)して、
学習時間が多くなれば成績は上がるはず、
そう勘違いしていることも一因かもしれない。
大学受験用の指導とは、
そんな単純なものではない。
やっかいなケースになると、
そこの塾長が私が言うようなことと同じようなことを、
面談では力強く言うらしいが、
入塾してしまえばその後はほったらかしとのこと。
そんなことが本当にあるのだろうか?
今日の面談でもそんな話をたくさん聞いた。
私自身もショックだった。
そんなことをやっていたら、
塾業界の信用がなくなる。
塾ではただ勉強を各自にさせているだけ。
塾の自習室をつかって学校の課題をさせているだけ。
ときどき教材を使用させるらしいが、
基本は毎日来させて、各自にさせているだけ。
そういう塾があると言う。
そこの塾のチラシ、
そこの塾のホームページ、
そこの塾のブログ、
そこの塾のツイッター、
そこの塾のインスタグラム。
いいことを発信しているが、
言っていることとやっていることが違うという。
理想を言って親御さんたちに、
自塾の良さ(実際はそうではないが)を、
堂々とアピールするのはいいが、
少なくとも言っていることに近づくための、
努力をするべきなのではないか?
できもしないこと、
(正確には継続していくことができないこと)
を堂々とやっていますと言わない方がいい。
実態が違うのならば。