マイベストプロ宮崎
一木康広

中学・高校・大学受験合格へと導く自立型個別指導のプロ

一木康広(いちきやすひろ) / 塾講師

株式会社北斗塾

コラム

塾長の考え(親子関係)17

2023年7月10日

テーマ:塾長の考え

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

信頼関係
親子関係が良くないと悲しいだけではすまない。



本当に大切なもの。

それを受験勉強の効率のために失ってはダメだ。



①わが子に声をかける。

②雑談をする。

③わが子の話に耳を傾ける。

④理解に努める。

⑤共感をする。



この5つの手順で進めればいいことは、

前回も提示している。



引き続き解説をしてみる。



まず①はいいとしても、

②の段階に進んだ時の心構えの確認だ。

それは、

「楽しい話題も入れていく」

ということだ。



雑談とは何か?



それはやればやるほど関係性が深まるもの。

「あいさつのやり取り」

「最低限の会話」

「事務的な会話」

これら3つの上位にあたるものである。



雑談とは関係性の構築に有効なものである。

これを軽んじてはいけない。



次に③だが、

ここが難所中の難所である。

「わが子の話に耳を傾ける」はずが、

聞いているうちにイライラしてきて、

「教えてあげなきゃ」

と思って正論をかざしたりする。



その時点でアウトだ。



お父さんやお母さんの武勇伝はいらない。

ここで「武勇伝」と言ったが、

正確に言うと、

「自叙伝(じじょでん)」と言う。

これがわが子には全くいらない話なのだ。



「自分の経験談や若い頃の話はダメなのか?」



そういうことではない。

それらの話は子どもだって聞いておけば、

自分の人生において役に立つはずであり、

後々そのおかげで助かることも多々あるだろう。

「経験談」は全然いいことなのだ。



だが、

関係性を修復または回復したい段階では、

ほとんどいらない。



このときは、

「タイミングではない」のだ。



ただし、

わが子から求められれば、

当然のことだが大いに話していい。



求められていない段階で、

親の感情で「自叙伝」を披露してはいけない。



目的は何か?



ここをブレてはいけない。

親御さんがわが子と話すときには、

毎度これを意識しなければならない。

「自叙伝」は求められた時だけ!



次に④だが、

わが子の話に耳を傾けるだけで、

話の内容を理解しないのなら、

これは歯車が一気に逆回転をする。

かえって関係性が一気に悪化する。



「何もわかってくれない!」



こうなり、

本来の目的から大きく外れていくことになる。



理解をしてあげることが、

どれだけわが子に「安心感」をもたらすか。

この影響力は父親でも母親でも同じ。

とてつもなく大きい。



親御さんたちは子どもにとっては、

わが身をずっと守ってくれてきた存在であり、

「安心感」を与えてくれる存在である。



その「安心感」は、

わが子の話を理解するだけで、

親御さんは勝ち取れるものなのだ。

ただただ「理解」してあげればよい。



最後に⑤だが、

理解した後は「共感」することだ。

ここで要注意。



「共感」と「同情」はまるで違う。

似ているようで全然違う。

ここを混同してはいけない。



共感とはわが子の立場に立って、

わが子の感情を親御さんが味わうこと。



これで「信頼感」を勝ち取れる。





(続く)

この記事を書いたプロ

一木康広

中学・高校・大学受験合格へと導く自立型個別指導のプロ

一木康広(株式会社北斗塾)

Share

関連するコラム

コラムのテーマ一覧

一木康広プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
098-565-3364

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

一木康広

株式会社北斗塾

担当一木康広(いちきやすひろ)

地図・アクセス

一木康広プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ宮崎
  3. 宮崎のスクール・習い事
  4. 宮崎の学習塾・進学塾
  5. 一木康広
  6. コラム一覧
  7. 塾長の考え(親子関係)17

© My Best Pro