塾長の考え(九大受験)3
中間テストがとうとう始まった。
全3日間の初日(1日目)が終了した。
塾内の集中力は最高に高まっている。
塾の営業時間は22時30分までだ。
17時15分からあとに、
(ある)用事のために、
総合本部から外出した。
予備校生の指導が17時に終了して、
帰宅の準備を始めだしたころには、
中間テスト(初日)が終了した、
中学生や高校生たちが、
続々と塾にやって来始めていた。
別の学習室(教室)内を覗くと、
学校がもっと早く終わった生徒たちが、
明日のテスト対策の勉強を、
各自の学校教材でやっていた。
その様子をチラッと見た後、
私は総合本部から外へ出かけた。
さて、
時刻は21時30分をまわった。
様子を見るために本部に帰ってきた。
しかし、ほとんど物音がしない。
「あれ?」
学習(教室)の中を見てみて判明した。
塾生たちは(相当数)いるのだが、
聞こえる音は講師たちのPCのタイプの音、
そして時々プリントがめくれる音と、
カリカリと鉛筆の走る音。
それだけ。
「おお…」
ちょっと驚いたが私はス~っと入っていき、
それぞれの生徒たちが何を勉強しているのか、
軽く確認しつつ、
学習室(教室)内をぐるりと一周した。
そのまま退出。
「う~ん」
言葉になるかならないかのような声が出た。
とりあえず私は通路側に出た。
もう一度、
学習室(教室)内の様子を眺めた。
ちょうどそのとき、
「どうかしました?」
通路の反対側から歩いてきた講師が、
私に向かって声をかけてきた。
「あ、いや、これ…、いいね」
「はい、そうですね」
思っていた状態よりも良い雰囲気だった。
活気ではないが、
集中力の気が凝縮し合って、
何か別の空間のようなものが存在していた。
この空気感ならば…勝てる。
GW中にだらけてしまったと反省していた、
その生徒たちが作り出した空気感。
特に最近入塾してきた生徒たちは、
これが北斗塾の雰囲気だとわかっただろう。
無料体験時にはわからなかった空気感、
これを今まさにリアルで体感できている。
貴重な経験であると同時に、
これは「通過儀礼」である。
今度の中間テストが終わってからは、
あの手この手で学習意欲を盛り上げる、
そんな仕掛けを実施する予定。
今回のテストをきっかけにして、
一気に夏まで突っ走り、
本格的な学力を定着させる。
そしてそれを夏期講習の指導において、
「次元上昇」させるのだ。
私が中心となって指導していた時は、
テスト前はいつもこんな感じだった。
ちょっと懐かしい気もしたが、
「域に達しつつあるのかな」
現在の担当講師(責任者)に対して、
そう思った(が、まだわからない)。
重要なことは、
講師は緩急自在の指導ができることと、
テスト前の時期(を活用して)、
「集中することの大切さ」
を生徒たちに実感させること。
ここで得た感覚を、
家庭学習(自宅学習)の場でも、
再現できるように育てていくこと。
(続く)