塾長の考え(作業報告書)
自立型個別指導を受け続けると、
学習効果がじわじわと伸び続ける。
なぜこの指導が唯一無二の指導なのか。
その理由を述べてみる。
よくある個別指導塾は大きく分けると、
次の7つに分類される。
1.理系と文系の講師が代わる代わる指導する。
演習と指導が交互に行われる塾。
2.授業の質の高さが成績向上の秘訣。
一流講師の映像授業を多く受けさせる塾。
3.講師(1人)が隣にいて質問に答える。
1vs2の個別指導(依存型個別指導)の塾。
4.講師1人と生徒1人のマンツーマン。
生徒の質問に答えることに重点を置く塾。
5.生徒に学習指導する場所を選ばない。
オンラインで個別授業をする塾。
6.塾に自習室を設けて毎日生徒を来させる。
学習時間の多さで成績UPしようとする塾。
7.塾ではコーチングを主体に指導する。
戦略的指導をすることがウリの塾。
それぞれの塾にはそれぞれの特徴があり、
どこの塾に通っても一定の効果は出る。
ただし、
同じやり方でも同じような結果には、
絶対にならない。
例えばある講師が特定のテキストだけを、
「これが最高で、これをやれば東大も行ける」
と豪語したとする。
そんなことは…あり得ない。
なぜか?
同じテキストでも人によって使い方が異なる。
「一番良い使い方を指導している!」
そう反論するならば、
その講師がそれを(良い使い方で)使って、
東大の問題を皆の前でドンドン解ける、
そのような姿を皆の前で、
実演できるかどうか聞いてみたらよい。
絶対にやらないと断言できる。
特定の1冊のテキストを学習すれば、
「どんな問題でも解けるようになる」
という必要十分条件が成り立つ、
そんなテキストはないからだ。
それに前提としてそのテキストを、
1.完全理解させる学習ノウハウ
2.完全理解させる指導ノウハウ
3.完全理解できる生徒の学力
この3拍子がそろっていないといけない。
1と2があっても肝心の「3」が、
そもそも同一条件として存在しえない。
さらに、
東大の試験教科(全教科)に対して、
(合計点で合格するのだが)
等しく合格できるだけのテキストと、
先ほどの3つの条件がそろわないと、
合格はできない。
このケースと同じなのだが、
同じやり方をする塾であっても、
それぞれの塾での指導のクオリティは、
まるで違う。
同じやり方なら同じ結果が等しく出る、
と言うことは生徒のタイプも違うため、
不可能である。
そもそもの考え方となるが、
同じ結果を出す必要などない。
それぞれの生徒が目指す志望校に、
合格させることができればそれでいいのだ。
つまり、
それぞれの生徒が学力を伸ばすためには、
それぞれの方法論が必要であり、
それを構築して実際に指導できればよい。
それを可能にするのが、
〈北斗式〉自立型個別指導だ。
「うちも同じようにできる!」、
と言う塾があっても実際にはできない。
(続く)