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塾長の考え(自立型個別指導)1

一木康広

一木康広

テーマ:塾長の考え

匠
自立型個別指導。



これは私の造語である。

この言葉を使う塾が全国的に、

今増えつつあるが、

「仏作って魂入れず」

この状態のようだ。

先ごろの恩師との対談で聞いたが、

この自立型の指導は北斗塾だけでなく、

かなりの数の塾で実践されており、

目を見張る効果がみな出ているようだ。

(ただし、小中学生が中心の塾で)

今まで勉強に対して、

「いやだ」

「やりたくない」

と言っていた生徒たちが明るい表情で、

主体的に学習をしていると言う。

「それはどこの学習塾でも同じでは?」

そう思われるだろうか。

わが子がどこかの塾に通塾しているなら、

直接確認すればいい。

政府が進めているアクティブラーニング、

これは生徒が自ら能動的に学習していく、

それを実現させようとするもので、

生徒の主体性が育まれるような指導を、

現場(学校)の先生に要求するものだ。

おそらくこのやり方は、

現場の先生たちには難易度が高い。

そのような指導を先生たち自身が、

実際に受けてきていないし、

生徒を主役にする指導方法は、

先生が主役の授業形式で働いてきた、

そんな先生たちには勝手が違うはずだ。

上手くいってほしいが、

それに精通している専門家の、

詳細かつ具体的なアドバイスと訓練が、

実際には必要となるだろう。

従来のやり方と真逆のやり方なので、

現場はここ数年間は混乱状態のはずだ。

それでも挑戦すべきだが。



以前このブログで述べたが、

単に自立型の指導をするだけでは、

義務教育まではギリギリだが、

一応は通用して高校にも合格する。

しかしながら、

高校生にこの指導方法を採用して、

成果を上げ続けるとなると、

指導の難易度は一気に上がる。

下手な講師だとただの自習になる。

質問を持って行っても、

「映像授業を見とけ」

になりがちで眠る生徒も出てくる。



【学習するべき内容について】

1.何を学習するべきかの「明確さ」

2.学習したこと(問題)の「価値」

3.学習事項と別の学習事項の「関連性」

※これは実際に生徒が質問を持ってきて、

講師が対応する時に教えなければならない。

この指導ができるように講師は日頃から、

知識と技術の研鑽(けんさん)が必要。



【日々の受験勉強への取り組み方】

1.(勉強に)邪魔なものや障害をいかに

  最小限に抑えるか

2.学校の勉強と塾の受験勉強とのバランス

3.時間マネジメントの技術の習得

※これは生徒が自主的に自宅で学習する際に、

どう取り組むかのアドバイスとなる。

この指導が各講師の腕の見せどころで、

北斗塾の講師間でも差がある。

生徒に浸透させるのに時間がかかるし、

簡単なようで難しい。

講師は何年間にもわたる研鑽が必要。



以上の精度を上げていけばいくほど、

自立型個別指導の完成度が高くなり、

驚くべき結果(成績)が出てくる。

小中学生は精度が低くても成績が上がるが、

高校生や予備校生はそうはいかない。



(続く)

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一木康広
専門家

一木康広(塾講師)

株式会社北斗塾

生徒の学力と性格に応じて指導を変化させること。成績向上に必要な要素(①知識定着の確認②解法のための技術指導③やる気の発生・向上・継続のサポート④学習に最適な環境の整備)を提供し、学力向上へと導くこと。

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