塾長の考え(親子関係)15
今日予備校がスタートした。
午前中は塾長(私)の話だった。
時間にして3時間オーバーだった。
(初日から全員が洗礼を受けた感じか?)
その後私は疲れが大きかった。
昨年は(今も指導しているが)、
インドからの生徒が入塾してきたので、
「ついに国際的な塾になったか…」
とちょっと感慨深かったが、
今日はパキスタン出身の生徒の家族と、
予備校についての面談もあった。
美形で高身長の娘さんだったのだが、
すぐに学力検査をしたこともあり、
私はもっぱらお兄さんと話をした。
宮崎大学医学部医学科に行きたいらしい。
何年かかってもいいからお願いします、
そういう「お願い」だったが…。
紹介してくれたのは某高校の某先生。
会ったこともない高校の先生が、
北斗塾予備校を指名してくれる。
正直言って、なぜかはわからない。
理由はわからなくても内心は嬉しい。
本当にありがたい話だ。
「ありがとうございます!」
実際には預かれば1年で合格させる、
そういうつもりでやるのだが、
果たして学力はどうなのかな?
そういうことで学力検査をした。
ところで、
兄弟は全部で10人らしい。(驚)
やはり日本とは子育てのスケールが、
まるで違うようだ。
生後7か月のかわいい赤ん坊も面談に、
参戦となった…史上初かな。(笑)
「何語を話すのですか?」
「パシュト―語です」
「ぱ、パス、パシュー?」
「パシュト―語です」
「ああ、パシュト―語ですね…」
(え、何、そんな言語あるの??)
インド出身の生徒と話すときは、
英語で話せたのだが、
さすがにパシュト―語は…ムリ。
どう考えても考えなくてもムリ!
結局は日本語で話しても大丈夫、
それがわかって大いに安心した。
実際にはパキスタンという国では、
1.パンジャブ語
2.シンディー語
3.サライキ語
4.パシュト―語
5.ウルドゥー語
6.バローチー語
7.英語など
ということで多言語使用の国だと、
後から調べて分かった。
(出典:バイリンガルサイエンス研究所)
グローバル化の波は北斗塾にも、
着々と押し寄せてきているのだろうか?
こんな世の中になるとは…。
想像できなかったな~。
30年前に塾長になったばかりの、
当時の自分に教えてあげたい。
「インドやパキスタン出身の生徒」
そういう生徒たちに、
受験指導をすることになるよ、と。
覚悟しておけよ、と。
当時の自分に言えば目を丸くして、
ビビッてたじろぐかもしれない。
今の年齢になっていろんな経験を、
積んできたから動揺はしないが、
それでもなかなか刺激的である。
そうは言っても、
引き受けることとなれば、
その生徒の夢が叶うように、
受験指導をしなければならない。
日本代表として…。(笑)