塾長の考え(国公立医学部医学科受験)1
佐藤ママ講演会に行ってきた。
お子さんが4人いて3男1女。
4人とも東大に合格。
しかも国内最難関の東大理Ⅲ。
東大理Ⅲとは簡単に言えば、
医学部医学科のこと。
東大は進学振り分け制度があるため、
最初からは学部学科が決まっていない。
だから入学時は、
文系ならば文Ⅰ、文Ⅱ、文Ⅲ。
理系ならば理Ⅰ、理Ⅱ、理Ⅲ。
それぞれの科類に入学となる。
以前から佐藤ママのことは知っていたが、
今回講演会に行ってみて、
話の上手な女性だなと思った。
自分がしてきた子育てのやり方や、
その経験の中で確立した考え方を、
講演していたのだがほぼ納得できた。
それなら結果が出るだろうなと思えた。
やはり自宅学習がカギである、
そういう話だった。
塾には全員通わせていたそうで、
「合格させてくれるシステムに乗る!」
とも明言していた。
合格させてくれるシステムとは?
信頼できる学習塾の指導システム、
そういうことだった。
塾のやることには口を出さず、
家庭(自宅)の中で、
いかにわが子たちに学習させるのか?
その「工夫」を話していた。
かけてはいけない言葉に、
「勉強しなさい」
というセリフがあるとのこと。
これには会場に大勢来ていた、
若いお母さんたちが驚いていた。
誰でも言いそうなセリフであり、
そのセリフを言うことがNGだとは、
誰も思っていなかったからだろう。
その他数々のエピソードも面白く、
あっという間に100分が過ぎた。
実際は90分だったが、
質問に答えていたため10分延長した。
ほとんどのお母さんが納得して、
話の中身に満足したのではないか。
各お母さんの表情から推測できた。
やはり、
毎日塾に通って勉強する、
これでは上手く行かないと思われる、
いくつかのポイントを話していたが、
それらも説得力が非常にあった。
スライド(パワーポイント)を使って、
会場の方たちに説明していたが、
私も講演を聞いていたので、
同じ内容を再現することはできそうだ。
ほとんどの内容は頭に入ったので、
「講演内容を再現できるの?」
と言われれば今すぐにできる。
何なら佐藤ママの真似をしながら、
講演することもできる…かな。(笑)
まあ、真似はしなくてもいいだろうが、
彼女の言っていることはすべて、
本人が経験してきたことであり、
実際にわが子たちに100%結果が、
しかも国内最高学府の東大の中で、
最難関学部での合格で出ている。
結果で皆を説得できるということだ。
誰かの話の受け売りではない。
そこが大事なところ。
誰かの成功体験の話を、
さも自分のメソッドのように話す、
そういう塾長も過去にはいたが、
本当に見苦しかった。
だが聞いているお母さんたちは、
その塾長が言っていることが、
本当にその塾長の方法論かどうか、
わからない。
その方面に知識がある人が、
よく聞いていれば見抜けるのだが、
普通はその塾長独自の考えだと、
勘違いするだろう。