塾長の考え(塾)その6
他塾に通塾していたお子さんがいる保護者の方から、
よく聞かれる質問のうちの1つが、
「アルバイト講師」についてのものです。
北斗塾に関して言えば、
5ヵ月ほど前に10年ぶりくらいにアルバイト講師を採用しました。
学習塾は基本的にアルバイト講師がいるものです。
どこの塾であっても。
では、なぜ北斗塾にアルバイト講師が10年間以上もいなかったのか?
それは私が課す学科試験に合格できないからでした。
私は学力が低い大学生はそもそも塾講師をしてはいけない、
そういう強い信念があります。
だから学科試験を実施して合格点に満たない大学生は、
全員採用してきませんでした。
塾業界の先輩(私にとってはつまり年上の塾長)の中には、
「そんなに厳しくしていたら採用できる大学生なんていない」
「なあに、採用してから育てていけばいいんだよ」
そう言う方もいます。
でも、本当にそうでしょうか?
もちろん学習塾の講師とは学力だけが高ければいいわけではありません。
しかし、小学生や中学生の問題が解ければ塾講師ができる、
そういう考え方は保護者の方たちの期待を裏切っている、
私はそう思っています。
「採用するときは人間性も見て判断しなきゃいけないよ」
そんなことはあたり前なんです。
学力重視だからと言って人間性を判断材料にしないわけがないのです。
子どもはいろんな塾講師に指導されながら、
いろんな影響を受けていきます。
そういう多感な時期だからです。
「バイトだから…(責任はないし、大学の試験前は当然休むよ)」
軽く考えている大学生を講師として雇うことは今後もないのです。
(続く)