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7.fine lab. Methodが育む集中力と注意力

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テーマ:fine lab. Method 12

7.fine lab. Methodが育む集中力と注意力
〜「ここぞ」の場面で力を発揮する脳の仕組み〜

はじめに
「集中しなければ」と思えば思うほど、なぜか気が散ってしまう。
そんな経験は誰にでもあるはずです。
現代社会は情報の洪水の中にあり、脳は常に外部からの刺激にさらされています。
しかし、本当に成果を出す人やチームは「ここぞ」という場面で集中力を発揮します。
fine lab. Methodは、集中と注意の仕組みを脳科学的に理解し、誰もが必要なときに力を発揮できる方法を提供します。

集中力と注意力の脳科学
集中とは「一点に意識を向ける力」、注意とは「多くの情報から必要なものを選び取る力」です。
この働きの中心となるのが RAS(網様体賦活系) と 前頭前野 です。
RASは「今この瞬間に大切な刺激」を脳に通すフィルターの役割を果たします。


前頭前野はその情報を整理し、「何に集中すべきか」を決定します。


つまり、集中力は「才能」ではなく、脳のフィルタリング機能と意思決定の仕組みによって支えられているのです。

fine lab. Methodのアプローチ
fine lab. Methodでは、集中力と注意力を高めるために次の実践を行います。
環境のノイズを減らす
 視覚的・聴覚的な余分な刺激を排除することで、RASが必要な情報を通しやすくなります。


目的を明確にする
 「何のために集中するのか」を意識すると、前頭前野がフィルタリングの基準を強化し、注意が散らなくなります。


短時間の集中を繰り返す
 脳は長時間の集中に不向きです。ポモドーロ法のように短い集中と休息を組み合わせることで、効率が最大化されます。



集中力がもたらす成果
集中と注意がコントロールできるようになると、スポーツでは試合の重要な場面で力を発揮でき、ビジネスでは会議やプレゼンで本質を見抜く力となります。
さらに、集中の習慣は「今ここ」に意識を向けるマインドフルネスにもつながり、心身の安定を支える効果もあります。

おわりに
集中力は特別な才能ではなく、脳の使い方で育てられる力です。
fine lab. Methodは、脳のフィルター機能を活かし、集中と注意を自在に操る習慣をつくります。
あなたやあなたのチームは、必要なときに集中を発揮できていますか?
もし難しいと感じるなら、まずは「環境を整えること」から始めてみましょう。
その一歩が、最高の成果を引き出す脳の土台になるのです。


次回のテーマは
「8.fine lab. Methodで支えるモチベーション維持」です。

fine lab.WEBブログを参照されたい方は下記より入室してください。
https://fine-lab.jp/blog/

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森億
専門家

森億(プロコーチ)

fine lab.(ファイン ラボ)

35年の中高大の教員経験と、バスケットボール競技での豊富な実績をもとに、パフォーマンス向上を導く「fine理論」を構築。セルフトレーニングとチームビルディングの両輪で企業セミナーや人材育成を行います。

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