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5.fine lab. Methodが導く成長マインドセット

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テーマ:fine lab. Method 12

5.fine lab. Methodが導く成長マインドセット
〜「できない」を「まだできない」に変える脳の習慣〜

はじめに
「自分には無理だ」「才能がないからできない」――。
私たちは知らず知らずのうちに、自分の可能性を“固定”してしまうことがあります。
しかし、最新の脳科学は明らかにしています。人間の脳は生涯にわたり変化し続ける「可塑性」を持ち、経験や学習によって新しい神経回路をつくり出せるのです。つまり「できない」は永久的なものではなく、「まだできない」にすぎません。
fine lab. Methodは、この脳の特性を活かし、挑戦を前提とした成長マインドセットを育てるための実践を提案します。

成長マインドセットとは
心理学者キャロル・ドゥエックが提唱した「成長マインドセット」とは、「人は努力や工夫によって能力を伸ばせる」という信念です。反対に「能力は生まれつき決まっている」と考える状態を「固定マインドセット」と呼びます。
脳科学的に見れば、成長マインドセットを持つ人は、挑戦によって前頭前野が活性化し、学習回路が強化されやすくなります。一方、固定マインドセットでは「失敗=能力不足」と判断され、扁桃体が過剰に反応し、行動が止まってしまうのです。

fine lab. Methodのアプローチ
fine lab. Methodでは、成長マインドセットを育てるために次の実践を重視します。
挑戦を日常化する
 小さなチャレンジを繰り返し、「できる体験」を積み上げることで脳は挑戦を恐れなくなります。


失敗を学習と再定義する
 失敗を「自分の限界」と捉えるのではなく「次の成功のデータ」として扱います。海馬に刻まれた経験は、次の判断や行動を改善する材料となります。


努力のプロセスを承認する
 成果だけでなく努力や工夫を認め合うことで、前頭前野は「挑戦そのものに価値がある」と学習し、行動が続きやすくなります。



成長マインドセットがもたらすもの
成長マインドセットを持つ人材は、困難を前にしても「どうすればできるか?」と考えます。この姿勢がチームに広がると、挑戦が文化となり、失敗を恐れない組織へと進化します。結果として、心理的安全性が高まり、革新や創造が自然と生まれていくのです。

おわりに
「できない」と思った瞬間こそ、脳を鍛えるチャンスです。
成長マインドセットは才能ではなく、日常の習慣から生まれるものです。
fine lab. Methodは、その習慣を脳科学的に設計し、一人ひとりの挑戦を支えます。
あなたやあなたのチームは、「できない」で立ち止まっていますか?
それとも「まだできない」と言い換えて、次の一歩を踏み出していますか?
その違いが、未来を大きく分けていくのです。

次回のテーマは
「6.fine lab. Methodによる創造的思考の解放」です。

fine lab.WEBブログを参照されたい方は下記より入室してください。
https://fine-lab.jp/blog/

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森億
専門家

森億(プロコーチ)

fine lab.(ファイン ラボ)

35年の中高大の教員経験と、バスケットボール競技での豊富な実績をもとに、パフォーマンス向上を導く「fine理論」を構築。セルフトレーニングとチームビルディングの両輪で企業セミナーや人材育成を行います。

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