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4.fine lab. Methodで鍛えるレジリエンス

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テーマ:fine lab. Method 12

4.fine lab. Methodで鍛えるレジリエンス
〜逆境を成長に変える脳の力〜

はじめに
「もう無理だ」と思う瞬間、誰にでもあります。
スポーツの大一番での失敗、仕事での大きな挫折、人間関係の行き違い――。こうした逆境に立たされたとき、最後に私たちを支えるのは「立ち直る力」、すなわちレジリエンスです。
レジリエンスは生まれ持った強さではなく、脳の仕組みによって鍛えることができます。fine lab. Methodでは、このレジリエンスを科学的に育て、困難を成長の糧へと変える方法を提案します。

レジリエンスの正体
レジリエンスとは「心理的回復力」のことです。失敗やストレスを受けたとき、脳はまず扁桃体が反応し、「怖い」「嫌だ」といった情動を強く引き起こします。しかし、ここで前頭前野や帯状回が働き、状況を整理し直すことで冷静さを取り戻すことができます。この神経回路の強さこそがレジリエンスの基盤です。

fine lab. Methodのアプローチ
fine lab. Methodでは、レジリエンスを高めるために次の3つの実践を重視します。
失敗を再定義する
 失敗を「能力の否定」ではなく「成長のプロセス」として言語化することで、扁桃体の過剰反応を抑えます。


小さな成功を積み重ねる
 不安を和らげるには、自分に「できた証拠」を積み重ねることが効果的です。成功体験が海馬に記録されることで「また立ち直れる」という感覚が強まります。


支え合う環境を整える
 仲間やチームとの関わりがオキシトシン分泌を促し、安心感を高めます。この社会的支援が、回復力をさらに後押しします。


このように、脳の働きを理解したうえで行動を設計することで、レジリエンスは誰にでも育てることができます。

レジリエンスがもたらすもの
レジリエンスを備えた人やチームは、困難を避けるのではなく「挑戦を前提」に行動します。逆境から学び、次の挑戦に活かす姿勢が定着すると、組織全体がしなやかで折れにくい文化へと変わっていきます。

おわりに
レジリエンスは「才能」ではなく「鍛えられる力」です。
fine lab. Methodは、その力を脳科学の視点から具体的に育てるアプローチを提供します。
困難に直面したときこそ、自分やチームの真価が問われます。
立ち直る力を日常的にトレーニングすることで、逆境は試練ではなく、成長のきっかけに変わります。
あなたやあなたのチームは、逆境をどう捉えていますか?
その答えが、未来の可能性を大きく変えるのです。
次回のテーマは
「5. fine lab. Methodが導く成長マインドセット」です。


fine lab.WEBブログを参照されたい方は下記より入室してください。
https://fine-lab.jp/blog/

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森億
専門家

森億(プロコーチ)

fine lab.(ファイン ラボ)

35年の中高大の教員経験と、バスケットボール競技での豊富な実績をもとに、パフォーマンス向上を導く「fine理論」を構築。セルフトレーニングとチームビルディングの両輪で企業セミナーや人材育成を行います。

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