4.fine lab. Methodで鍛えるレジリエンス
2.fine lab. Methodで生まれる心理的安全性
――脳科学でつくる挑戦し続けるチーム――
はじめに
いま、多くの企業やスポーツチームで注目されているキーワード、それが「心理的安全性」です。
「発言しても否定されない」「失敗しても責められない」という安心感がある環境は、組織やチームの成果に直結します。
しかし「心理的安全性」を単なる雰囲気づくりだと誤解しているケースも少なくありません。
実はその土台には、人間の脳の仕組みが深く関わっているのです。
脳から見た心理的安全性
人が安心して挑戦できるかどうかは、脳のバランスで決まります。
扁桃体:危険や不安に敏感に反応する「警報装置」
前頭前野:冷静に判断し「大丈夫」と理性で制御する部分
帯状回:仲間との関係性を感じ取り、共感やつながりを支える部分
この3つが適切に働くとき、人は「ここなら安心だ」と感じ、思考と行動が自由になります。
逆に扁桃体が過剰に働けば、発言や挑戦は抑制されてしまいます。
fine lab. Methodのアプローチ
fine lab. Methodでは、脳科学に基づいた具体的な手法で心理的安全性を高めます。
マインドチェック
個々の脳の反応傾向を可視化し、安心を妨げる要因を特定する。
呼吸とイメージトレーニング
扁桃体の反応を抑え、前頭前野を活性化する習慣をつくる。
共通言語の導入
「挑戦は学び」「失敗は成長の証」など、脳にポジティブ回路をつくる言葉をチームで共有する。
小さな成功体験の積み上げ
達成感を側坐核に刻み込み、安心感と自己効力感を強化する。
事例から見える変化
ある企業研修においてfine lab. Methodを導入したところ――
研修前は「上司に意見を言いにくい」と答えた社員が7割だったが、研修後は3割以下に減少。
会議での発言数が増加し、若手のアイデアがプロジェクトに反映されるようになった。
「心理的安全性」のスコアと同時に、チームの成果指標も向上した。
心理的安全性は単なる“心地よさ”ではなく、挑戦と成果を生むための脳の状態であることが証明されています。
おわりに
心理的安全性が高いチームは、失敗を恐れず挑戦し続けられるチームです。
そしてその土台は「脳の反応をどう整えるか」にあります。
fine lab. Methodは、心理的安全性を科学的に設計し、組織やチームの成長を持続させる仕組みです。
人材育成の未来は、雰囲気づくりではなく脳とマインドを整えることから始まります。
次回のテーマは
「3.fine lab. Methodで育つ自己効力感」です。
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