10.fine lab. Methodで強化するチーム共感力
思考が乱れると、脳のパフォーマンスは一気に低下します。
そこでおすすめなのが、メタ認知トレーニングです。
自分の思考や感情を「観察」することで、冷静に自己コントロールが可能になります。
1日1回、自分に問いかけてみましょう。
「今、自分は何を考えている?」「なぜそう考えた?」
この習慣が、前頭前野を活性化させ、自動思考から意図的な選択へと切り替えを促します。
思考のメンテナンスは、脳の疲労を防ぎ、常に高いパフォーマンスを維持する鍵です。
<事例>
Jさんは野球のピッチャー。
試合中、思い通りにいかないと、すぐに感情が乱れがち。
そこで導入したのが「メタ認知トレーニング」。
「今、なぜ焦っている?」「どうすればリセットできる?」と自分に質問する習慣を試合中に実践。
冷静に現状を分析することで、前頭前野の働きが活性化し、次の1球に集中できるようになりました。
結果、ゲームメイク能力が格段に向上し、エースとして活躍しました。
<コーチのすべきこと>
•練習中・試合中に「今、自分を俯瞰してみよう」と問いかける。
•週に一度「振り返りミーティング」で、思考を言語化する機会を与える。
•感情や思考を「冷静に観察する時間」を選手に作る(クールダウン時など)。
<選手のすべきこと>
•「今、自分は何を考えている?」と1日3回、自分に問いかける。
•ネガティブな感情が出たら「何がそうさせたのか」を客観的に分析する。
•思考と感情をメモに記録し、俯瞰して見るクセをつける。



