10.fine lab. Methodで強化するチーム共感力
脳の報酬系を活性化するドーパミンは、 「達成感」「期待感」「成功イメージ」で分泌されます。
毎日、小さな目標を達成することで、ドーパミンの分泌を促す習慣を作りましょう。
また、「勝利のイメージ」を繰り返し脳に刷り込むことで、成功パターンを記憶させ、実際のパフォーマンスにも反映されます。
「達成できた自分」をイメージしながら、ポジティブな言葉を唱える(セルフトーク)も有効です。
これがドーパミントリガーとなり、常にやる気と集中力を引き出すスイッチになります。
<事例>
Hさんは水泳の選手。
練習がマンネリ化し、モチベーションが下がっていました。
そこで、小さな目標(ターンのフォーム改善など)を設定し、達成するたびに「ガッツポーズ」と「よくやった!」のセルフトークをセット。
ドーパミン分泌のトリガーを脳に学習させました。
さらに、試合のイメージトレーニングを毎晩5分続け、レースで「勝っている自分」をリアルに描きました。
脳が成功を現実と錯覚し、自信と集中が高まり、練習でも試合でもベスト記録を更新しました。
<コーチのすべきこと>
•選手ごとに「成功体験」を定期的に積ませるメニューを組む。
•成功時のルーティン(ガッツポーズ・掛け声)を一緒に決める。
•日々の練習や試合での「変化」や「小さな勝ち」「チャレンジ達成」を見逃さず称える。
<選手のすべきこと>
•自分の「ドーパミンポイント」(達成感を感じる瞬間)を記録する。
•自分だけの「スイッチ動作」(ガッツポーズやセルフトーク)を決める。
•目標を「小さなチャレンジ」に分けて、達成と自己承認を繰り返す。



