熱中症対策に味噌キュウリ!
仙台七夕も終わり、暦の上では秋。お盆になりました。
朝、夕は涼しい日もありますが、日中は、まだまだ暑い毎日が続きます。
気温差が大きくなるほど、怖いのが熱中症です。
熱中症にならない為には、水分補給や室温の管理が大切ですが、
身体の生命力を上げ、体調管理をすることが一番大切です。
生命力をあげる基本は、やっぱり食事。
最も良いのは、いわゆる玄米・味噌汁・お漬物、の和食ですが、
毎日、玄米食だけを続けるのは、なかなか難しいようです。
そこで、私がこれだけは、毎日食べてくださいとお願いするのが、お味噌汁です。
朝、時間がない。パン食が多い等で、お味噌汁を出すご家庭が少なくなりました。
ご来院された、患者さんの食事について伺うと、
お味噌汁は、週1〜2回のご家庭が、一番多いですね。
“お味噌”というのは、実は日本人が一番吸収しやすい、タンパク質。
造血作用があって、お味噌汁は、“飲む点滴“とも言われます。
朝、朝食を摂る時間がない時、お味噌汁一杯を飲むだけでも、
午前中ぐらいは、体力を維持できるほどの力があります。
熱中症になりにくくなる為にも、効果的ですし、
暑さで体調が崩れた時にも、
冷たい味噌汁を薄めたものを飲むと効果的です。
お味噌汁は、素晴らしい効能をもつ、日本人の知恵の宝です。
子供が食べたがらない、作るのが大変、という声もお聞きします。
昔ながらの具材をたくさん入れたお味噌汁も良いのですが、
具材が多いと、味が濁って、食べにくいお子さんもあるようですね。
でも、お味噌自体が、優れた“日本人にとって、最も吸収しやすいタンパク質”
なのですから、
大切なことは、味噌“汁”を飲む、ことです。
ミネラルの補給等を考えて、わかめや海藻、あさり等の貝類。
カロリーアップを考えれば、油揚げや豆腐等、
単品の具材で十分。
シンプルな味で、お手軽に作ったお味噌汁で、毎朝の生命力アップができるんです!
お味噌汁で大切なことは、“国産大豆を使った熟成味噌“を使うこと。
安いものでも構いません!
国産大豆であるか、否かで、身体に吸収される栄養の量・効果は、
全く違うといえるほど、差がでます。
昔から、“身土不二“といって、生まれ育った土地の作物が身体に馴染む、という言葉があります。
日本人の身体にとっては、日本でとれたものが、最も馴染む。栄養になるといことになります。
(本来の意味では、生まれ育った土地12キロ四方でとれた物となります)
実際、お味噌汁を飲んでいるだけで、体調は大きく改善します。
うちの患者さんには、アトピーのお子さんや高血圧の方まで、
みんなにお味噌汁を毎日一杯は、飲むようにお願いしています。
親御さんが共働きで、忙しいご家庭のお子さんには、自分で作ることも奨めています。
実際、飲んでる方の体調・症状は、確実に良くなっていきます。
手軽に作れて、体調改善・生命力強化につながる毎朝のお味噌汁。
ぜひ、見直してみてください。