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菊地茂(きくちしげる) / 行政書士

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コラム

相手不在の一人取引

2012年1月23日

コラムカテゴリ:法律関連

 本日は、NPO法人設立申請と一般社団法人設立申請それぞのご相談をお受けいたします。
 また、「太陽とオリーブ」では、心の障がい者への関わりに関するご相談をお受けいたします。


 今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。


 コミュニケーションの問題は、“相手不在の一人取引”に起因しているときがあります。「この人はきっとこう言うだろうから、こうなるに違いない」と、その人と対話もしていないのに、仮想現実を作り上げ、それを信じてしまうことを“相手不在の一人取引”と私は言っています。結果、相手のためによかれと思ってやったのに、その相手から「だれもそんなこと頼んでないよ」と言われて、「え、今までやってきたことは、全然あなたのためになっていなかったのね~」と晴天の霹靂(へきれき)現状に遭遇することになります。
 これは、よく夫婦間で起こりがちです。奥様が対話していたのは、実像のご主人ではなく、自分が作り上げた虚像のご主人であったりします。この虚像と現実との間のギャップが晴天の霹靂現状の原因です。いつも同じ屋根の下に暮らしているからといって、よく相手を分かっているとは限りません。分かっていると思っている相手は、もしかして、自分自身が勝手に作り上げた虚像の相手かもしれません。
 実際、夫婦カウンセリングや家族カウンセリングの中で「あなた、そんなこと考えてたの~。20年間知らなかった」。「妻や子どものこと分かっているつもりだったんですが、全然ピントずれてましたね~、私」という反応をされる方がよくおられます。
 「言わなくても分かり合う」関係も素敵ですが、いくら親しい相手でも「聞かなければ、相手のことはわからない」という基本は忘れずに、実際に実像の相手と対話をすることが大切です。



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