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菊地茂

人との関わりを大切にする法律のプロ

菊地茂(きくちしげる) / 行政書士

シャローム行政書士事務所

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コラム

わかる世界

2010年12月7日

コラムカテゴリ:法律関連


 本日は午前中、建設業許可申請の打合せでお客様のところにお伺いいたします。午後は、相続と離婚に関してそれぞれご相談をお受けいたします。

 今日は、金藤晃一先生の言葉の紹介です。

 「ケンカはどちらかが先にわかろうとすると終わる」。米沢で素晴らしい講演をして下さった平木典子先生の言葉です。勝ち負けの世界は、スポーツであれば楽しいですが、人間関係の中ではケンカになります。国家間であれば、最終的には「戦争」になってしまいます。勝ち負けの世界を超えるために「分かる」という世界があることに新鮮さを覚えました。
 分かろうとすることは、負けることだと勘違いしている人がいます。よく「あの件だけど、こちらが折れてなんとか丸く治まったよ」と言われる方がいます。しかし相手の事情を分かりもしないで、「ごめん、ごめん、私が悪かった。まぁ、ここは、水に流して」的な収集の仕方だったとしたら、相手は「分かってもらった」という体験をしないので、また同じことが繰り返される可能性が高まります。すると収集した方は「あのとき、こっちが折れてあんなに負けてあげたのに、何でまた同じことを言ってくるんだ!」と先に我慢した分、怒りが倍増し、悪循環です。表面上は負けてあげたとしても、分かってあげていないのなら、その場しのぎということになります。
 「相手は怒っているのではなく、分かってもらいたいのだ」と変換して対応することが賢明です。すると自ずとコミュニケーションが変わってきます。ケンカになる前に「もう少し教えてくれる?」と問いかけてみましょう。勝ち負けを超えた世界が開けてきます。

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