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新聞を読み解く【Part33】「高まる住宅ローン不安」

村上則夫

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テーマ:不動産

本日も新聞を読み解く、6月30日、日経新聞に掲載された記事を皆様と一緒に読み解いていきたいと思っております。
「高まる住宅ローン不安。29歳以下、10年で残高2,5倍。コロナ禍で大幅収入減響く」という記事ですが、皆さんご存知のように、今日は8月8日でございますが、コロナ第2波で、東京でも数多くの陽性患者が出ている状況で、本日からお盆休みで、通常のお盆休みであれば、皆さんが実家に帰省して、お盆休みを過ごす。そしてお墓参りをする状況の中でございましたが、今年の東京は特別な夏で、不要不急の外出を控え、なるべくご自宅で過ごすように、小池都知事もお話になっておりました。そんな中でこのコロナ禍によりまして、みなさんサラリーマンの方々の給料が減額されてきている、そして悪く言えば、会社が倒産なさってしまった、住宅ローンの返済がかなり厳しくなっている状況がございます。
その住宅ローンの返済ができない方が、住宅ローン再生支援機構等に相談があったわけですけれども、通常ですと2月に住宅支援機構に相談された件数が15件だったものが、3月、5月は2250件の相談件数があって、返済に困っている方がいるということです。
こういった状況の中で、金融庁の方では金融機関に対して、返済金の支払いを据え置く。利息だけの支払いに止めていただきたいということで、金融機関等にお願いをしている状況で、こういった政策が組まれれば、住宅ローンを組んでいる皆さんもなんとか凌げるのかなという状況ではございますが、今第2波ということになっておりますので、本当にいつまで続くのか、国民の皆さんも大変心配なところだと思っております。
こちらの「29歳以下の住宅ローンの残高が10年間で2.5倍になった」この背景ですが、今、日本はマイナス金利と言われておりまして、金利がほぼかかっていない状況でございます。金融機関は若い方たちに住宅の購入を勧めて、住宅ローンの返済をしていただくことで、今はわが社も土地を買っていただいて、その上に住宅を建てるということでお仕事させていただいているのですが、弊社にお越しいただくお客様も本当に若いお客様が多くて、20代、30代の方が本当に多い。私が20代の時に皆さんと同じように住宅ローンを組んで、住宅を建てようかなっていう意識は、本当になかったところからすると、今の若い人たちは本当に意識が高いなと、私は頭が下がる思いです。
私が母と一緒に、今の自宅を建てたのは、平成元年です。その時に住宅金融公庫からお金を借りましたが、その時の金利が8%です、8%ですよ。この時代は背景というか、時代が違うものだなと思っております。ですから、今若い方々は住宅ローン、通常35年です、長いところだと40年という返済期間が最長で取れるところがありますので、ぜひ20代の若いうちにお金を借りて、定年退職の時には、もう定年も60から65歳に、どんどん長くなっておりますので、若いうちに住宅を購入されて、住宅の返済をしていく。そしてその我が家というものを求めていければなと。家族皆様が明るく楽しく過ごせる住まい、これが最高かなと思っております。コロナ禍で皆さん本当に大変な時期ではございますが、この夏休み、不要不急の外出を控えて、コロナ禍、アフターコロナが一日も早く迎えられるように、そして皆さんが明るく過ごす日がまた来ることを祈って、私も一生懸命頑張ってまいります。

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村上則夫
専門家

村上則夫(住宅・建物/不動産・土地)

有限会社 村建地所

終活カウンセラー上級インストラクター、家族信託コーディネーター、空き家管理士などの資格をもとに、分かりやすい情報発信につとめ、皆様の大切な財産を生かす終活を提案します。

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