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【レッスン8】言い訳をしない|明日死んでもいいための44のレッスン【終活に役立つ一冊】

村上則夫

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テーマ:終活

本日も下重暁子さんの「明日死んでもいいための44のレッスン」の中から第8弾「言い訳をしない」をお伝えしていきたいと思っております。
下重さんが仰っております。「言い訳は癖になる。癖がつくと、何にでもつい言ってしまう。でも…だとか、だって…だとか。」この下重さんの中の、この言い訳をしないという文章が、私もとても感銘を受けましたので、その内容の原文を読んでいきたいと思います。
「私は仕事では一切言い訳をしないことを、自分に課してきた。相手の言うことが理不尽で、非があっても、その場で言い訳はしない。「はい」と言って、右から左へ聞き流す。そして相手が自分で気がつくのを待つ。自分に非がある時は当然のことだが、二度と同じ過ちは繰り返さないと誓う。失敗は誰にでもある。繰り返さなければいい。だが同じ過ちを繰り返すのは、恥だ。だからこそ「でも」だの、「だって」だのは禁句なのだ。取り返しのつく時間がまだたくさんある若い頃ならまだしも、年を重ねると取り返しがつかなくなる。甘える癖がついているとなると、甘えることで物事が解決すると誤解をしているうちに、信用もなくしてしまう。他人から信頼されない人間ができあがっていき、気がつくと周りに誰もいない結末となる。そんな人は自分の人生に満足して、死ぬことはできない。死が近づいてきたと感じると、オロオロ、ウロウロ。落ち着かないことをこの上ない。死を堂々と受け入れられなくなる。でも、だって、まだ死にたくないんですよと、いくら言い訳しても、死神は聞いてくれない。死神の胸に取りすがって泣いてみても、寿命ですと、冷たく突き放されるだけだ。死に際にジタバタしないために、言い訳しない癖をつけておくことは有効だといえよう。」
皆さん、どうお感じになられましたか?私はこの下重さんの言葉、まさに本当だ、本心をついていると感銘を受けました。若い頃はやはり、その場しのぎで「でも」「だって」、その場を取り繕うために、時間稼ぎをすることができた。それはやはりまだ若くて、自分にまだまだ時間が残されていることを実感して、発言しているわけではないですが、そういったことが多かっただろうかと思っております、私も58歳という年齢に来て、まだまだ人生100年と言われる寿命の中から言えば人生折り返しが過ぎたところではあります、やはり私もこの下重さんの「でも」「だって」言い訳をしないということを肝に銘じて、出来ればその時にしっかりと「イエス」「ノー」を、「はい」「いいえ」を言える決断をして、決断を先延ばしにしない人生を送っていければと思います。
これはまさに仕事にも通じる、使えるものだと思います。やはりその場で決断をしないで、決断を先延ばしにすると、仕事がどんどん遅れていく。相手にも迷惑がかかる。当然情報がない、知識がなければ、そこで決断することができないこともあるでしょうが、その時には期間を区切り、「あと3日お待ちください。」「あと1週間後には、きっちり結論を出して、お伝えします。」とお話しをして、先延ばしにすることは可能だと思います、でもそれは先延ばしということではなくて、そこで一つの決断をしているのだと私は理解しております。やはりこの明日死んでも良いためには、言い訳をしないという生き方をすることが、とても大事なのではないかと私も思いました。

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村上則夫
専門家

村上則夫(住宅・建物/不動産・土地)

有限会社 村建地所

終活カウンセラー上級インストラクター、家族信託コーディネーター、空き家管理士などの資格をもとに、分かりやすい情報発信につとめ、皆様の大切な財産を生かす終活を提案します。

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