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コラム

新聞を読み解く【Part8】「イオンモールにオフィス併設拡大」

2021年4月26日

テーマ:不動産

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 働き方改革ビジネスモデル女性の働き方

本日は「新聞を読み解く」2月12日の日経新聞に掲載されておりました「イオンモール、オフィス併設拡大」大阪・京橋店跡を再開発、好立地の供給不足に商機ということで新聞に掲載されていました。
これはどういう内容なのか、どういうふうに読み取れるのかという事ですが、こちらに写真で載っているのは、JRの名古屋駅にモールが今度出来上がるということで、そのショッピングモールの中に、ショッピングだけの商業施設ではなく、オフィスフロアーも設けようということの内容でございます。
これは駅に近いところのショッピングモールの中にオフィスを設けるということは、今は衣料品関係の商業施設、店舗販売がなかなか厳しくなってきている。そういったところで、空き店舗が出てくるところにオフィスを併設するということで、育児をする奥様たちが、自分の住まいの近く、会社に行かなくても仕事ができることになると、働き改革の一つとして、シェアオフィスなどで仕事ができることがとても働きやすくなると思います。
これは大都市圏の駅の近くになると思います。私が住んでいる近くには、名取のイオンショッピングセンターがありますが、そこにも保険会社さん、旅行会社さんの店舗もございます。中にも保育施設があって、やはり育児をなされる奥様などもそういったところで働けると、とても良いかと思いますが、これを泉区の方に目を向けてみますと、泉の方のショッピングモールだと、やはり通うのがとても大変になってくるので、駅の近くで、住宅地のそばであると、シェアオフィスは活用できると思うんですが、駅の遠い場所にあると、どうしても車で通わなくちゃならない場所では、なかなか難しいのかなと思います。地方の都市であると仙台駅前のオフィスは、今でもお客様や、会社勤めの方達が多いのかなと思います。
なぜそういうことができたかということは、以前にもお話しをしましたが、容積率の緩和、用途指定の緩和が今後なされるということで、都市再生緊急整備地域に指定されますと、その住宅地の中にも商業施設ができたり、その住宅地、低層住居専用地域の中にも店舗ができたり、国としてはコンパクトシティを目指すところに、つながるのではないかと思っております。
こういったものが出来上がってくると、当然にその近くは便利になるということで、土地の地価の上昇というところにも繋がっていくのではないのかと私は考えております。

この記事を書いたプロ

村上則夫

不動産管理と終活のプロ

村上則夫(有限会社 村建地所)

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