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新聞を読み解く【Part1】「認知症になった時の不安」

村上則夫

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テーマ:終活

本日は「新聞を読み解く」ということで、2月2日の日経新聞に載っていた内容を皆様と読み解いていきたいと思っております。
「認知症になった時の不安、家族に負担7割」こちらが内閣府の調査の内容でございますが、家族の認知症に対する不安ということで、「もしあなたのご家族が認知症になったとしたら、あなたはどのようなことに不安を感じると思いますか?特に不安と感じるものをこの中からいくつでも挙げてください」ということで、どこが不安かというと、ストレスや精神的な負担が大きいのではないか、家族以外の周りの人に迷惑をかけてしまうのではないか、経済的な負担が大きいのではないか、というところです。あとは自分や大切な思い出を忘れてしまうのではないか、というところが大きい調査の結果となってきております。
今は、認知症に自分がなろうと思ってなるわけではないのですね。突然に認知症は襲ってくるわけですが、今は若年性認知症ということも言われておりますので、私の世代なんかでも突然自分の記憶がなくなることが、自分はどこで何をしているのか、ここで何をするのか、そういう認知症の初期段階であると、さっき言った事をもう忘れてしまったり、同じことを何回も繰り返すことになったりするわけですね。そういう状況になると、本人は分からなくなっていくから影響はないのですが、その家族一緒にいる方、よく私も聞くのですが、自分がご飯を食べたのが分からなくなってしまって、何回もご飯を食べる、あとは認知症になった時に家に落ち着いていられればいいのですが、身体が元気ですと自分の足で歩きまわり、これ徘徊というのですが、そのようになられる方も結構いらっしゃるのです。そうすると家族は心配でどこに行ったのだろうと一日中探して歩くということになることもあるのです。最近は医療も発達をしてきておりまして、認知症の予防、どうしたら予防ができるか、認知症になったときにその認知症の進むスピードを遅らせるための薬もいろいろ開発されていると思います。認知症を自分で予防することは多分できると思います。高齢になっても、自分で趣味や、仕事を見つけるということがとても大事で、当然何もしなくなれば、考える時間もなくなるので、認知症になるスピードが速まっていくと思いますが、趣味を見つける、旅行に行く、楽しい思い出を作る、そして少額でもいいので経済活動をするというのがとても大事。
あとは健康に留意していただいて、以前もお伝えしたことがあると思うのですが、健康法で、食事、運動する、そういったこともとても大事だと思いますので、ぜひ皆さん自身は認知症になってしまうと家族みんなに迷惑をかけると、皆さんが好き好んでなっているわけではないんですけれども、その認知症になるスピードを遅らせる、発症しないように、皆さん自身で心がけをいただいて、認知症にならない行動を皆さんがしていただければと思います。

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村上則夫
専門家

村上則夫(住宅・建物/不動産・土地)

有限会社 村建地所

終活カウンセラー上級インストラクター、家族信託コーディネーター、空き家管理士などの資格をもとに、分かりやすい情報発信につとめ、皆様の大切な財産を生かす終活を提案します。

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