2万人余りを指導した経験を基に、ボディーケアと機能回復・向上を柱に健康づくりをサポート（3/3）

毎日を元気に過ごし、気仙沼市を活力あふれる「ウエルネスタウン」に

　「私が開業したのは、市内にフィットネス関連の施設がなかったから。都市部に比べ、健康のために通うという発想自体が根付いていないんです」と菊田さん。
　ジムの存在が周知され、地元の数多くの人に利用してもらい、気仙沼市を活力あふれる「ウエルネスタウン」にしたいと抱負を語ります。

　「思いが少しずつ実り、行政や地域おこし団体が主催するイベントにお声掛けいただくことが増えました。ストレッチやボクササイズ、動物の動きを取り入れた『アニマルフロー』など、自宅でも取り組めるエクササイズを紹介しています」

　また、体づくりを検討する人に向けてジム選びのポイントについても言及します。
　「話を丁寧に聞いて、要望や疑問に対して一緒に考えたり行動したり、きちんと答えてくれる指導者の存在は必要だと思います」

　菊田さんがインストラクターになったのは、高校時代に、けがが原因で野球を断念したのがきっかけでした。
　スポーツによる故障や、加齢に伴う心身の虚弱などを防ぐため、関西の整形外科のリハビリ室や東京のパーソナルジムを訪ねるなど、身体機能の維持・向上のノウハウを磨き、研さんを重ねています。

　「運動を継続すると、活動範囲が広がるのが大きなメリット。『旅行で1日中歩いても疲れなかった』『登山で頂上まで登れた』といった、うれしいご報告もいただいています。これからも、地域の皆さんが元気に毎日を過ごし、豊かな人生を送れるようお手伝いしていきたいですね」

（取材年月：2024年1月）

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