がん家系の人は、糖質制限をする方が良い?!

堀克昌

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うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった(藤川徳美)という本を読みました。その2
・がんになりやすい人というのは、「確率的親和力」の低い人で、同じ量のビタミンでは好気性代謝が回らなくなり、嫌気性解糖に偏ってしまうということだと思われます。
ですから、家系的にがんの多い人は、なるべく早いうちから糖質を減らした食事にして、またビタミンBを多めに摂るようにするとよい。

・ほとんどの医師は、製薬メーカーの言いなりになっている。
そもそも、製薬メーカーの資金援助なしに、医学研究はできない構造になっている。
ですから、新薬を持ち上げるような論文も出てくる。

・これから先の新しい医療、患者のためを考えた医療に必要なのは、理論に基づいた「分子栄養学」であると著者は考える。

・医師は病気を勉強しているのであって、健康について勉強しているのではない。
医師は患者さんに対して、「どうすれば健康でいられるか」という指導をするための教育は受けていない。
栄養学は医師の専門外なのです。

・鉄不足だと甘いものが欲しくなる。

・好気性代謝の最終段階である電子伝達系では、鉄が必須でした。
もし鉄不足になると、この電子伝達系の機能が低下する。
そしてクエン酸回路の機能も低下し、ATP不足に陥る。
すると嫌気性解糖の方でATPを作ろうとしますが、こちらは効率が悪く、グルコース1分子からはATPが2個しか産生されません。
しかし、嫌気性解糖の方だけで何とかATPを作ろうとしますから、より多くの材料(グルコース)、つまり、甘いものが欲しくなるわけです。

・朝は発酵バターをコーヒーに入れたバターコーヒーと、バターで焼いた卵焼き、昼はバター20-30gをスープに入れて飲み、1日に40-50gを摂取してみたところ、劇的な体調の変化がありました。
日中、全く空腹にならないのです。

・バターを食べると、糖質の過食欲求がなくなる。

アルコールの代謝にはビタミンB1とナイアシンが必須です。
糖質+アルコール摂取では、ビタミンB1とナイアシン不足により、ピルビン酸が増えて、乳糖蓄積、つまりがんになりやすくなります。



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