歯周病に遺伝・かかりやすさはあるのか?

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テーマ:コラム


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歯周炎の遺伝的影響に関する最も影響力の証明は、一卵性双生児の歯周炎罹患率の一致である。

Michalowiczらは、77組の一卵性双生児のプロービングデプス、臨床的アタッチメントレベル、歯周炎及びプラーク付着率を調べた。

その結果、歯周炎は38~82%の確率で遺伝性素因が原因であることが示された。

なかでも、罹患率が極めて低い(0.05~0.1%)侵襲性歯周炎は家族性集積が見られることから、遺伝因子の関与が慢性歯周炎と比べて大きいとされている。

更には、歯周炎に対する遺伝的影響の最も有力な候補は、細菌を殺す抗体や多型核白血球の相対的能力を変化させる因子、炎症反応の相対的な強さを変化させる因子を含んでいることが明らかになっている。

また、歯周病患者のSNP(Single nucleotide polymorphism)の研究も進められており、集団の中で1%以上の頻度である塩基が異なることを遺伝子多型といい、病気のなりやすさも変わってくる。

このうち、たった一つの塩基が異なる場合をSNPというがSchaeferらはドイツにおける侵襲性歯周炎の患者は慢性歯周炎の患者に比べてGLT6D1という遺伝子のSNPが10%も高く見られることを報告した。

このようなSNPの解析により歯周炎罹患患者に特有の遺伝子構造が明らかになってきつつある。

以上のことから、歯周病の罹患しやすさは、遺伝的要因が十分にあるといえる。

(参考文献)
Kobayashi T, Weterdaal NA, Miyazaki A, van der Pol WL, Suzuki T, Yoshie H, van de Winkel JG, Hara K: to recurrence of adult periodontitis in Japanese patients. Infect Immun, 65: 3556-3560,1997.

Schaefer AS, Richter GM, Nothnagel M, Manke T, Dommisch H, Jacobs G, Arlt A, Rosenstiel P, Noack B, A genome-wide association study identifies GLT6D1 as a susceptibility locus for periodontitis. Hum Mol Genet, 19:553-62, 2010.




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