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実家に仏壇・神棚が残っていても売れる?空き家売却の前に確認しておきたいこと

伊藤友佑

伊藤友佑

相続した実家を整理しようと思ったものの、

仏壇が残っている。

神棚もそのまま。

位牌をどうすればいいか分からない。

という理由で、片付けが止まってしまうことがあります。

特に、

親が長年暮らしていた実家。

祖父母の代から使われていた家。

という場合、

家具や家電とは違って、

「勝手に処分していいのだろうか」

と迷う方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、

仏壇や神棚が残っているからといって、不動産そのものを査定したり、売却相談をしたりできないわけではありません。

すべて片付け終わってから不動産会社へ相談する必要もありません。

ただし、

家族の考え。

お寺や宗派との関係。

今後誰が位牌などを管理するのか。

によって対応は変わります。

今回は、相続した実家に仏壇や神棚が残っている場合、売却前にどのような順番で考えればよいのか整理します。


仏壇が残っていても、まず査定はできる



例えば、

親が亡くなった。

実家は空き家。

仏壇も家財もほぼそのまま。

という状態です。

この場合、

「仏壇を片付けるまで査定できない」

ということはありません。

まず、

現在の実家はいくらくらいなのか。

現状のまま売却できるのか。

家財をどこまで撤去する必要があるのか。

を確認することができます。

むしろ、売却方法が決まる前に高額な片付け費用をかけてしまうより、

先に不動産の方向性を確認してから整理する

という方法もあります。


最初に「誰が引き継ぐのか」を家族で確認する



仏壇や位牌については、

不動産会社が勝手に判断するものではありません。

まず家族で、

今後誰が管理するのか。

別の家へ移すのか。

仏壇を小さくするのか。

お寺へ相談するのか。

などを確認します。

例えば、

長男が自宅へ移す。

兄弟のうち一人が位牌だけ引き継ぐ。

今後の供養について菩提寺へ相談する。

という場合もあります。

大切なのは、

実家を売却する人
=
必ず仏壇を引き継ぐ人

とは限らないということです。

不動産の処分と、仏壇・位牌の今後は分けて考えても構いません。


「魂抜き」は必ず必要?



仏壇を移動・処分するとき、

「魂抜き」

「閉眼供養」

などの言葉を聞くことがあります。

ただし、

考え方や儀式の名称、必要性は宗派や寺院、地域、家族の考えによって異なります。

そのため、

インターネットの記事だけを見て、

「必ずこの儀式をしなければならない」

と決めるより、

付き合いのあるお寺がある場合は、まず相談してみるとよいでしょう。

菩提寺が分からない。

宗派もよく分からない。

という場合もあります。

その場合は、

家族に確認する。

仏壇の中に残っている資料を確認する。

葬儀の際に依頼した寺院を確認する。

といった方法から始めます。


神棚も同じように「家族・神社へ確認」する



実家には、

仏壇だけでなく神棚が残っていることもあります。

神棚についても、

どのように移動・整理するかは、

地域や信仰、家族の考えによって異なります。

お札が残っている。

氏神様との関係が分からない。

という場合には、

近隣の神社などへ相談する方法があります。

仏壇も神棚も、

「空き家を売るための不用品」

として機械的に扱うのではなく、

まず家族で確認する

という順番が安心です。


実家の片付けで「先に捨てない方がよいもの」



仏壇周辺には、

意外と重要なものが残っていることがあります。

例えば、

位牌。

過去帳。

写真。

手紙。

印鑑。

権利証などの不動産関係書類。

保険・預貯金関係の書類。

親族の連絡先。

などです。

そのため、

家財整理業者へ、

「家の中を全部処分してください」

と依頼する前に、

一度家族で確認することをおすすめします。

特に古い実家の場合、

不動産売却に必要な資料が押入れや仏壇周辺から見つかる

ということも考えられます。


仏壇がある実家、「片付けてからでないと相談できない」と思っている方へ



まだ仏壇も家財も残っている。

親のものをほとんど整理できていない。

兄弟で何を残すかも決まっていない。

という状態でも構いません。

まず、

実家の現在価値。

現状のまま売れる可能性。

どこまで片付ける必要があるか。

を整理することができます。

そして、

売却。

賃貸。

管理。

解体。

活用。

という今後の選択肢を比較してから、必要な片付けを進める方法もあります。

宮城県内の空き家・相続不動産について、
「まだ家の中がそのまま」という段階でもご相談いただけます。

空き家相談専用ページ
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


「全部片付けてから売る」とは限らない



例えば、

築50年。

家財が大量に残っている。

建物は古く、購入後に解体される可能性が高い。

という実家だったとします。

この場合、

売主が数十万円をかけて家の中を完全に空にしてから売る

のが最善とは限りません。

不動産事業者などが、

残置物がある状態を含めて購入条件を提示する

場合もあります。

もちろん、

仏壇や位牌など家族が引き継ぐもの

は先に整理する必要があります。

しかし、

一般の家財まで必ずすべて売主側で処分しなければならない

とは限りません。

売却方法を確認してから片付けの範囲を決めることで、不要な費用を抑えられる可能性があります。


家財処分費も「実家じまいの費用」に含めて考える



例えば、

家財処分 50万円。

仏壇の整理・移動。

庭木整理。

建物解体。

測量。

などが重なると、

実家を手放す前にまとまったお金が必要になることがあります。

だからこそ、

売却価格だけではなく、

「売るまでにいくら必要なのか」

を確認することが重要です。

例えば、

売却価格 1,000万円
売却前費用 150万円

と、

現状売却価格 900万円
売却前費用 20万円

では、

見え方が変わります。

実家じまいでは、

最高の売却価格

だけでなく、

最終的な手取りと家族の負担

まで比較します。


思い出の整理には時間をかけてもいい



実家の売却を進めると、

「早く全部片付けなければ」

と思ってしまうことがあります。

しかし、

写真。

手紙。

仏壇。

親が大切にしていたもの。

などは、一度処分すると元には戻りません。

不動産売却のスケジュールと、

家族の思い出を整理する時間

を完全に同じにする必要はありません。

例えば、

大切なものだけ先に取り分ける。

それ以外の家財は売却条件を確認してから処分する。

という進め方もできます。


空き家を売ることと「親との思い出を捨てること」は別



実家じまいを考えると、

「実家を売ってしまったら、親との思い出までなくなる気がする」

という気持ちになる方もいます。

だからこそ、

実家を残すこと

と、

思い出を残すこと

は分けて考えてもよいと思います。

例えば、

家族写真をデジタル化する。

大切な家具を一つだけ残す。

仏壇を小さなものへ変える。

思い出の品を兄弟で分ける。

という方法もあります。

誰も使わない家を何年も維持することだけが、

思い出を残す方法ではありません。


まとめ|仏壇が残っていても、実家の今後を考え始めることはできる



相続した実家に、

仏壇。

位牌。

神棚。

家財。

が残っていても、

不動産の査定や相談を始めることはできます。

まず、

家族で引き継ぐものを確認する。

必要に応じて寺院・神社などへ相談する。

重要書類や思い出の品を分ける。

そのうえで、

実家の今後を考えます。

売却する。

貸す。

管理する。

解体する。

活用する。

そして売却する場合でも、

すべて片付けてから売る。

現状に近い状態で売る。

という複数の方法があります。

「家の中を全部きれいにしてから相談しよう」

と思っていると、

実家じまいが何年も止まってしまうことがあります。

まず不動産の方向性を整理し、

その後、

何を残し、何を片付けるのか

を決めていく方法でも構いません。


「実家の中がそのまま」で何から始めればいいか分からない方へ



「仏壇が残っている」

「家財が大量にある」

「親のものをまだ整理できていない」

「売るかどうかも決めていない」

という状態でも構いません。

株式会社Blue Keyでは、宮城県内の空き家・相続不動産について、売却・賃貸・管理・解体・活用を比較しながら、今後の方針を整理しています。

売却を決めていない段階でもご相談いただけます。

空き家相談専用ページはこちら
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


※本コラムは、空き家・相続不動産に残された仏壇・神棚・家財の整理について一般的な考え方をまとめたものです。仏壇・位牌・神棚等の取り扱いや供養に関する考え方は、宗派・寺院・神社・地域・ご家族によって異なります。具体的な方法については、関係する寺院・神社等へご確認ください。

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伊藤友佑
専門家

伊藤友佑(不動産業)

株式会社Blue Key

空き家や相続不動産の相談窓口として、売却や賃貸、活用など幅広い選択肢を提案。大手企業での実務経験や商工会議所での創業支援経験を生かし、地域の専門家と連携しながら依頼者を多角的にサポートします。

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