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相続した実家の売却相談、初回面談では何を話す?何も決まっていなくても相談していい理由

伊藤友佑

伊藤友佑

相続した実家について、

「そろそろ売った方がいいかもしれない」

と思っていても、

「不動産会社へ相談したら、すぐ売ることになりそう」

「何を聞かれるのか分からない」

「書類もそろっていない」

という理由で、問い合わせをためらっている方もいるのではないでしょうか。

実際には、

売却価格が分からない。

相続登記が終わっていない。

家財も残っている。

兄弟とも十分に話せていない。

という段階でも、相談を始めることはできます。

初回相談の目的は、

その場で売却を決めること

ではありません。

まず、

現在どのような状況なのか。

何を確認する必要があるのか。

どのような選択肢があるのか。

を整理することです。

今回は、相続した実家について不動産会社へ初めて相談するとき、どのような話をするのかを整理します。


最初に聞かれるのは「なぜ相談しようと思ったのか」



最初から、

土地面積は?

建物面積は?

という話だけをするとは限りません。

むしろ重要なのは、

なぜ今、実家について考え始めたのか

です。

例えば、

親が亡くなって空き家になった。

固定資産税だけ払い続けている。

遠方で管理するのが大変。

兄弟から「そろそろどうする?」と言われた。

建物が傷み始めた。

誰も使う予定がなくなった。

という事情です。

この理由によって、

急いで売却した方がよいのか。

少し時間をかけてもよいのか。

売却以外も比較した方がよいのか。

が変わります。


「まだ売ると決めていません」と最初に伝えても大丈夫



不動産会社へ相談すると、

売却を迫られるのでは?

と心配する方もいると思います。

しかし、

「まだ売ると決めていません」

と最初に伝えて構いません。

むしろ、

売るか迷っているので相談したい。

貸す方法も知りたい。

あと数年持った場合の負担も確認したい。

という状態なら、そのことを伝えた方が話は整理しやすくなります。

相続した実家には、

売却

だけではなく、

賃貸

管理しながら保有

解体

活用

という選択肢があります。

まず、それぞれの可能性を比較してから結論を出す方法もあります。


物件について分かる範囲を伝える



初回相談では、例えば、

実家の住所。

だいたいの築年数。

現在空き家なのか。

土地と建物の名義。

家財が残っているか。

雨漏りなど気になる箇所があるか。

などを確認します。

すべて正確に分からなくても構いません。

「築50年くらいだと思う」

「父名義のままだと思う」

「土地の広さは分からない」

という状態でも、そこから確認すべきことを整理できます。


相続人についても確認する



相続不動産では、

誰が相続人なのか

も重要です。

例えば、

兄弟3人。

配偶者と子ども。

すでに遺産分割済み。

まだ話し合っていない。

などです。

ただし、

初回相談までに家族全員の意見をまとめておく必要はありません。

例えば、

「私は売却したいが、兄弟とはまだ話せていない」

という状態でも構いません。

むしろ、

現在いくらくらいの価値があるのか

を確認してから家族で話す方が、具体的な話をしやすい場合があります。


査定価格だけでなく「売るために何が必要か」を聞く



不動産相談というと、

「いくらで売れますか?」

が一番気になると思います。

もちろん価格は重要です。

しかし、相続した古い実家では、

価格以外にも確認したいことがあります。

例えば、

家財は全部処分する必要があるか。

解体した方がよいか。

測量は必要か。

修繕した方がよいか。

相続登記はどうするか。

そのままの状態で売れる可能性はあるか。

などです。

仮に、

査定価格1,500万円

でも、

解体費300万円

家財処分50万円

測量60万円

が必要なら、見え方は変わります。

だからこそ、

「いくらで売れるか」

だけではなく、

「売却するまでに、何をする必要がありますか?」

まで確認することが重要です。


「仲介」と「買取」の両方を聞いてもいい



例えば、

できるだけ高く売りたい。

一方で、

長期間かかるのは困る。

家財も大量に残っている。

という場合です。

このようなときは、

一般の買主を探す「仲介」

と、

不動産会社や事業者が直接購入する「買取」

の両方を比較できる場合があります。

一般的には、

仲介は価格を狙いやすい一方、成約まで時間がかかる可能性があります。

買取は仲介より価格が低くなることがありますが、

売却時期を決めやすい。

現状のまま相談しやすい。

といったメリットが考えられます。

相続不動産では、

最高価格だけではなく、

手間
期間
費用
最終的な手取り

まで比較することが大切です。


実家の売却相談で「何を話せばいいか分からない」という方へ



最初の相談で、

売却価格も。

家族の意見も。

税金も。

登記も。

すべて決まっている必要はありません。

例えば、

「相続した実家がある」

「誰も使う予定がない」

「そろそろ整理した方がいいと思っている」

これだけでも相談を始められます。

そこから、

現在価値。

権利関係。

必要な費用。

売却以外の可能性。

を一つずつ確認します。

宮城県内の相続不動産について、

「まず何から始めるべきか整理したい」

という段階でもご相談いただけます。

空き家相談専用ページ
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


初回相談で持っていくと役立つもの



手元にあれば、

固定資産税の課税明細書。

登記関係の資料。

購入時の売買契約書。

測量図。

建築関係書類。

相続関係の資料。

実家の写真。

などがあると状況を把握しやすくなります。

ただし、

「全部そろわないと相談できない」

という意味ではありません。

何もない場合は、

まず住所だけでも構いません。

必要な資料を後から確認していくことができます。


初回相談で聞いておきたい質問



不動産会社へ相談する際には、

査定価格

だけ聞いて終わらないようにしてみてください。

例えば、

「この価格の根拠は何ですか?」

「現状のまま売れますか?」

「仲介ならどのくらいの期間を想定しますか?」

「買取ならどの程度になりそうですか?」

「先に費用をかける必要がありますか?」

「売らずに貸す選択肢はありますか?」

などです。

こうした質問をすると、

その不動産会社が、

売却だけを考えているのか。

所有者の状況まで考えているのか。

も見えやすくなります。


その場で媒介契約を結ばなくてもいい



相談や査定を受けたからといって、

その日に必ず媒介契約を結ばなければならない

わけではありません。

査定内容を持ち帰る。

家族と相談する。

他の選択肢も考える。

別の会社の意見を聞く。

という進め方でも構いません。

特に相続した実家では、

「早く売ること」

より、

家族が納得して進められること

の方が重要になるケースもあります。


税金や登記は、必要に応じて専門家へ確認する



初回相談で、

「税金はいくらになりますか?」

「相続登記はどうすればいいですか?」

という話になることもあります。

不動産会社では、

想定売却価格。

売却にかかる費用。

不動産の状況。

などを整理できます。

一方、

具体的な税務判断は税務署・税理士。

相続登記は司法書士等。

と、それぞれ専門分野があります。

不動産会社がすべてを自社だけで完結させる必要はありません。

重要なのは、

どの問題を誰へ確認すればよいか

が分かる状態にすることです。


相続不動産の相談で決めたいのは「売るかどうか」ではなく「次に何をするか」



初回面談の終了時に、

売却するかどうか

まで決まらなくても問題ありません。

例えば、

まず査定する。

司法書士に登記を確認する。

兄弟に査定価格を共有する。

家財処分の見積もりを取る。

という、

次の一歩

が決まれば十分です。

相続不動産では、

問題が多すぎて何も進まない

という状態が一番起こりやすいものです。

すべてを一度に解決するのではなく、

順番を決めて進めます。


まとめ|「何も決まっていない」は相談できない理由ではない



相続した実家について、

まだ売却を決めていない。

相続登記も終わっていない。

兄弟とも話せていない。

書類も全部そろっていない。

という状態でも、

相談を始めることはできます。

最初に整理するのは、

現在の実家の状態。

現在の価値。

相続関係。

家族の希望。

今後かかる費用。

です。

そこから、

売却。

賃貸。

管理。

解体。

活用。

という空き家の出口を比較します。

不動産会社への初回相談は、

売ることを決める場

ではなく、

「この実家をどうするために、次は何をすればいいか」

を整理する場として利用してもよいと思います。


「まず一度話を聞いてみたい」という段階でもご相談いただけます



「相続した実家について何から始めればいいか分からない」

「売却するかまだ決めていない」

「査定だけでも受けてみたい」

という状態でも構いません。

株式会社Blue Keyでは、宮城県内の空き家・相続不動産について、売却・賃貸・管理・解体・活用を比較しながら、今後の方針を整理しています。

売却を決めていない段階でもご相談いただけます。

空き家相談専用ページはこちら
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


※本コラムは、相続不動産の初回相談について一般的な考え方をまとめたものです。必要な手続きや専門家は、所有関係、相続状況、物件の状態等によって異なります。登記・税務・法律上の判断については、必要に応じて司法書士・税理士・弁護士等の専門家へご確認ください。

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伊藤友佑
専門家

伊藤友佑(不動産業)

株式会社Blue Key

空き家や相続不動産の相談窓口として、売却や賃貸、活用など幅広い選択肢を提案。大手企業での実務経験や商工会議所での創業支援経験を生かし、地域の専門家と連携しながら依頼者を多角的にサポートします。

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