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県外にある実家・遠方の空き家はどうする?現地に何度も行かずに今後を整理する方法

伊藤友佑

伊藤友佑

相続した実家が、

自宅から車で3時間。

新幹線や飛行機を使わないと行けない。

そもそも住んでいる県が違う。

という方も少なくありません。

遠方にある実家について、

「売った方がいいと思うけれど、なかなか現地へ行けない」

「家の中に荷物が大量に残っている」

「地元の不動産会社を探すところから面倒」

「何を確認すればいいのか分からない」

という理由で、何年もそのままになっているケースもあります。

しかし、

実家について考え始めるために、最初から何度も現地へ行く必要があるとは限りません。

まずは手元にある情報から、

売る
貸す
管理する
解体する
活用する

という選択肢を整理することができます。

今回は、遠方にある実家や空き家を相続した場合、どこから始めればよいのかを整理します。


最初に実家へ行かなくても確認できることは多い



空き家について相談するとき、

「まず現地を見てもらわないと何も分からない」

と思われるかもしれません。

もちろん、最終的な査定や建物状態の確認では現地調査が必要になることがあります。

しかし最初の段階では、

物件の住所
築年数
土地と建物の大きさ
現在空き家なのか
誰の名義なのか
家財が残っているか

といった情報だけでも整理を始められます。

例えば住所が分かれば、

周辺の土地相場
取引事例
道路状況
用途地域

など、外部から確認できる情報があります。

そのため、

「次に帰省するまで何もできない」

と考える必要はありません。


まず確認したいのは「何のために実家へ行くのか」



遠方の実家では、

交通費
宿泊費
移動時間

がかかります。

そのため、

何となく様子を見に行く

だけで何度も往復するのは大きな負担になります。

例えば、

1回目
家の状態と書類を確認

2回目
不動産会社の査定立会い

3回目
家財整理

4回目
売買契約や手続き

と毎回訪問すれば、かなりの時間と費用が必要になります。

そこで、

次回実家へ行くときに何をするか

を先に決めておきます。


次に実家へ行ったら写真を多めに撮る



遠方の実家では、写真が非常に役立ちます。

例えば、

建物の外観
道路
駐車場
庭
各部屋
キッチン
浴室
トイレ
天井
床
家財
物置

などです。

「こんな写真まで必要かな?」

と思うくらい撮っておいて構いません。

後日、

雨漏りがありそう
家財がどの程度残っている
庭木がかなり伸びている

といったことを確認できます。

また、不動産会社や処分業者などへ状況を説明するときにも使えます。


古い書類は捨てずに一度まとめる



実家へ帰った際に見つけた、

権利証
登記識別情報
売買契約書
建築関係書類
固定資産税の課税明細書
測量図
境界確認書
リフォーム関係書類

などは、すぐに捨てないようにします。

特に古い実家では、

親がいくらで購入したのか分かる契約書

が、将来売却した際の税金計算で重要になる可能性があります。

すべて持ち帰るのが大変なら、

まずスマートフォンで撮影しておく

だけでも違います。


家財を全部片付けるためだけに帰省しなくてもよい



相続した実家には、

家具
家電
衣類
食器
布団
本

などが大量に残っていることがあります。

そこで、

「全部片付けてから不動産会社へ相談しよう」

と考える方がいます。

しかし、以前のコラムでもお伝えしているように、

家財を残したまま売却できる場合

もあります。

また、

処分してから売る

現状のまま売る

を比較してから判断することもできます。

遠方の実家ほど、

片付けるために何度も帰る費用

まで含めて考えた方がよいでしょう。


「実家が遠すぎてどうしたらいいか分からない」という方へ



まだ売却を決めていなくても構いません。

まず、

現在いくらくらいの価値があるのか。

貸すことはできそうか。

管理を続ける場合はいくらかかるのか。

解体が必要そうか。

などを整理します。

最初から現地へ何度も行くのではなく、

今ある情報で選択肢を絞り、

「次に実家へ行ったら何を確認するか」

まで決める方法もあります。

株式会社Blue Keyでは宮城県内の空き家・相続不動産を中心に対応していますが、遠方の実家についても、まず今後の方向性を整理するところからご相談いただけます。

空き家相談専用ページ
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


地元の不動産会社に相談するときも「売却価格だけ」を聞かない



遠方の実家では、

現地の不動産会社へ査定をお願いする

こともあると思います。

そのとき、

「いくらで売れますか?」

だけではなく、

「この状態のまま売れますか?」

「家財は処分する必要がありますか?」

「解体した方がいいですか?」

「売れるまでどの程度の期間を想定しますか?」

「この地域ではどんな買主が多いですか?」

まで確認してみてください。

例えば、

査定価格 500万円

と言われても、

解体費250万円
家財処分50万円

が必要なら、見え方は変わります。

重要なのは、

査定額そのもの

ではなく、

最終的にどのくらい手元に残る可能性があるか

です。


管理する場合も「誰が見るのか」を決める



まだ売却しない場合は、

管理方法を決めます。

例えば、

自分が3か月に一度行く。

近くに住む親族に外観を確認してもらう。

空き家管理サービスを利用する。

庭木だけ業者へ依頼する。

などです。

遠方の場合、

「何かあれば行けばいい」

では対応が遅れることがあります。

特に、

台風
大雨
大雪
強風

などがあった後に、誰が状態を確認するのかは決めておくと安心です。


遠方だからこそ「あと何年持つか」を決める



例えば、

固定資産税 10万円

保険・水道など 5万円

草刈り・管理 10万円

帰省費用 年間10万円

なら、

年間35万円

です。

5年間なら単純計算で175万円になります。

もちろん実際の費用は物件によって異なります。

しかし、

遠方の空き家では、

固定資産税だけではなく、

実家へ行くための費用と時間

も所有コストになります。

そのため、

「今は売らない」

と判断するのであれば、

3年間持つ。

5年間持つ。

親族が使うまで持つ。

など、ある程度目的や期限を決めることをおすすめします。


「遠方だから売る」必要もない



一方で、

遠いからすぐ売らなければならない

ということでもありません。

例えば、

賃貸需要がある。

将来家族が利用する。

地域で活用できる。

という可能性もあります。

大切なのは、

遠い
↓
面倒
↓
売却

と短絡的に決めるのではなく、

売却
賃貸
管理
解体
活用

を一度比較することです。

そのうえで、

「自分たちは管理を続けられないので売却する」

という結論なら、それも十分合理的です。


県外の不動産会社だから相談してはいけないわけではない



空き家について考えるとき、

「物件がある地域の不動産会社にしか相談できない」

と思う方もいるかもしれません。

実際の仲介や現地調査については、その地域の不動産会社が適している場合があります。

一方、

売るのか。

貸すのか。

持つのか。

解体するのか。

活用するのか。

という最初の整理は、必ずしも現地査定から始めなければならないものではありません。

まず方針を整理し、

その後必要になった専門家や現地事業者へつなぐ

という進め方もあります。


空き家の相談は「現地へ行くこと」より「出口を決めること」から



遠方の実家について、

「次に帰ったときに考えよう」

と繰り返しているうちに、

1年
3年
5年

と経つことがあります。

しかし建物は、その間も少しずつ古くなります。

管理費もかかります。

だからといって、

今すぐ売却する必要はありません。

まず、

この実家にはどのような出口があるか

を整理する。

そして、

そのために必要な情報だけ次回の帰省で集める。

この順番で考えると、遠方の実家でも動きやすくなります。


まとめ|遠方の空き家は「何度も通う前」に一度整理する



県外にある実家。

車で何時間もかかる空き家。

飛行機や新幹線が必要な相続不動産。

こうした物件ほど、

まず動く

より、

まず整理する

ことが重要です。

住所や現在分かっている情報から、

売却
賃貸
管理
解体
活用

の可能性を考える。

次に実家へ行ったときは、

写真を撮る。

必要書類を確認する。

家財の状態を見る。

建物の傷みを確認する。

ここまでできれば、次の判断材料がかなり増えます。

遠方の実家だからこそ、

「とりあえず次の帰省まで放置する」

のではなく、

今できることから空き家の出口を整理してみてください。


まだ「どうしたらいいか分からない」という段階でもご相談いただけます



「県外の実家を相続した」

「遠すぎて頻繁に管理できない」

「売るか貸すかも決まっていない」

「どこへ相談したらいいのか分からない」

という状態でも構いません。

株式会社Blue Keyでは、宮城県内の空き家・相続不動産を中心に、売却・賃貸・管理・解体・活用を比較しながら今後の方針を整理しています。

遠方の実家についても、まず状況や選択肢を整理するところからご相談いただけます。実際の現地対応等については、物件所在地やご相談内容を確認したうえで対応可能な範囲をご案内します。

空き家相談専用ページはこちら
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


※本コラムは、遠方にある空き家・相続不動産について一般的な考え方をまとめたものです。実際の売却・賃貸・管理等については物件所在地や状態によって対応方法が異なります。現地での仲介、登記、建物調査等が必要な場合には、その地域の不動産会社や各専門家との連携が必要になることがあります。

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伊藤友佑
専門家

伊藤友佑(不動産業)

株式会社Blue Key

空き家や相続不動産の相談窓口として、売却や賃貸、活用など幅広い選択肢を提案。大手企業での実務経験や商工会議所での創業支援経験を生かし、地域の専門家と連携しながら依頼者を多角的にサポートします。

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