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年内に空き家を売却したいなら、いつ動く?10月から始める実家売却の進め方

伊藤友佑

伊藤友佑

9月も終わりに近づき、

「今年中に実家を整理したい」

「年末までには空き家をどうするか決めたい」

と考え始める方もいるのではないでしょうか。

相続した実家を売却する場合、

不動産会社へ相談
↓
査定
↓
売却方法を決める
↓
販売開始
↓
買主との契約
↓
決済・引渡し

という流れがあります。

そのため、

「12月になってから売りに出せば、年内に売れる」


とは限りません。

反対に、

まだ売却すると決めていなくても、10月頃から査定や必要書類の確認だけ始めておけば、

売る
来年まで持つ
貸す
解体する

といった選択肢を比較する時間を確保できます。

今回は、年内に空き家や相続した実家を整理したい場合、どのような順番で進めればよいのかを考えてみます。


「年内に売る」と「年内に売り始める」は違う



まず整理したいのが、

年内に売却を完了したいのか

年内に売却活動を始めたいのか

という違いです。

例えば、

「今年中に実家を手放したい」

のであれば、買主を見つけるだけではなく、

売買契約
残代金決済
物件引渡し

まで進める必要があります。

一方、

「今年中に方向性だけ決めたい」

のであれば、

査定を受ける
家族で相談する
必要書類を確認する

ところまででも十分です。

最初にゴールを決めておくと、急いで不利な条件で売却することも避けやすくなります。


10月に最初にすることは「片付け」ではなく「査定」



年末までに売却したいと思うと、

まず家財を片付けよう。

庭をきれいにしよう。

壊れているところを直そう。

と考えるかもしれません。

しかし、以前のコラムでもお伝えしているように、

まず現在の状態で査定する

ことをおすすめします。

例えば、

現状のまま 1,000万円

家財を50万円かけて処分した場合 1,030万円

なら、先に片付ける経済的なメリットは小さいかもしれません。

一方、

少額の対応によって買主が見つかりやすくなる

という物件もあります。

だからこそ、

何かをする
↓
査定

ではなく、

査定
↓
何をする必要があるか判断

という順番の方が合理的です。


査定と同時に確認しておきたいこと



査定を受ける段階で、

売却価格

だけを聞くのではなく、

「年内に売却するなら、何が必要ですか?」

と聞いてみてください。

例えば、

相続登記が終わっているか。

土地と建物の名義は誰か。

境界について問題がないか。

家財を残したまま売却できるか。

建物を解体する必要があるか。

抵当権が残っていないか。

などです。

古い実家の場合、

買主探しより前に整理しなければならないこと

が見つかる場合があります。

早めに確認しておけば、その分だけ選択肢を持ちやすくなります。


10月に査定しても、すぐ売る必要はない



査定をすると、

「そのまま売却を依頼しなければならないのでは?」

と思う方もいます。

しかし、

査定を受けること

と、

売却を決めること

は別です。

例えば、

現在の査定価格 1,200万円

年間維持費 30万円

と分かれば、

今売る

来年まで持つ

を比較できます。

また、

想定賃料 月7万円

と分かれば、

賃貸という選択肢も比較できます。

つまり査定は、

売却を決めた人だけがするものではなく、

今後を決めるために現在価値を把握する手段

としても使えます。


年内に実家を整理したい方へ



「今年中に売るかどうか決めたい」

「まだ家財が残っている」

「相続登記も確認できていない」

という状態でも構いません。

まず現在の状態で、

いくらくらいの価値があるのか

年内に売却を進める場合、何が必要なのか

来年まで持つ場合、どの程度の維持費が続くのか

を整理できます。

宮城県内の実家について、
「年内にどうするかだけでも決めたい」
という段階でもご相談いただけます。

空き家相談専用ページ
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


買主が見つかっても、すぐ引渡しとは限らない



例えば、

11月に買主が見つかった

とします。

それでも、

条件調整
売買契約
買主の融資手続き
登記準備
残代金決済

などがあります。

そのため、

買主が見つかった=翌日売却完了

ではありません。

特に買主が住宅ローンを利用する場合などは、一定の手続き期間が必要になります。

「何月なら必ず間に合う」

というものではありませんが、

年末ギリギリまで待つより、早めに準備しておく方が余裕を持って進めやすくなります。


逆に、急いで年内に売らなくてもよいケースもある



年末が近づくと、

「今年中に何とかしなければ」

と思いがちです。

しかし、

年内売却そのものが目的にならないよう注意したいところです。

例えば、

相場より大幅に価格を下げなければ年内に売れない

というのであれば、

来年まで時間をかけて販売する方がよい場合もあります。

また、

家族で相続について話し合えていない

売却後にどうするか決まっていない

という状態なら、無理に急ぐ必要はありません。

重要なのは、

早く売ること

ではなく、

期限を設けて考え始めること

です。


「来年考えよう」を毎年繰り返さない



空き家相談で難しいのは、

今すぐ困っているわけではない

というケースです。

雨漏りもない。

固定資産税も払える。

近所から苦情もない。

すると、

「来年考えよう」

となります。

そして、

1年
3年
5年

と時間が経つことがあります。

しかしその間にも、

建物は古くなります。

庭木は伸びます。

設備は劣化します。

維持費もかかります。

もちろん、

5年間所有する

という判断自体が悪いわけではありません。

問題なのは、

5年間持つと決めた

のではなく、

何も決めないまま5年経過すること

です。


今年中に「売る・売らない」だけでも決める



年末までに売却を完了できなくても、

今年中に、

売却する方向で進める

来年も保有する

賃貸を検討する

活用方法を探す

といった方向性だけ決めることはできます。

例えば、

10月 査定・現状確認

11月 家族で相談

12月 今後の方向性を決定

という進め方でも構いません。

これだけでも、

来年になってまたゼロから考える

状態を避けられます。


年末までに確認しておきたい「実家の数字」



今後を決める際には、

感覚だけではなく数字も確認してみてください。

例えば、

現在の売却価格 1,000万円

年間維持費 30万円

想定賃料 月6万円

解体費 250万円

という情報があるだけでも、

選択肢を比較しやすくなります。

売却価格だけではなく、

持った場合

貸した場合

解体した場合

まで数字にすることが重要です。


まとめ|年内売却を考えるなら、まず10月に「現在地」を確認する



相続した実家や空き家を、

年内に売却したい。

今年中に何とかしたい。

と思っているのであれば、

最初にすることは、

片付けでも、

解体でも、

リフォームでもありません。

まず、

現在いくらくらいなのか。

どのような状態なのか。

売却するために何が必要なのか。

を確認します。

そのうえで、

年内に売る。

来年まで時間をかけて売る。

貸す。

保有する。

活用する。

という選択肢を比較します。

9月末から10月は、

「今年中に結論を出すための準備」

を始めるにはちょうどよい時期です。

年内に売却できるかどうかだけではなく、

来年も同じ状態のままにするのか

という視点でも、一度実家の今後を考えてみてはいかがでしょうか。


「今年中にどうするか決めたい」という段階でもご相談いただけます



「年内に売れるなら売りたい」

「年内売却に間に合わなくても、方向性は決めたい」

「売るか貸すか迷っている」

という状態でも構いません。

株式会社Blue Keyでは、宮城県内の空き家・相続不動産について、売却・賃貸・管理・解体・活用を比較しながら、今後の方針を整理しています。
売却を決めていない段階でもご相談いただけます。

空き家相談専用ページはこちら
https://www.bluekey-sendai.com/akiya/


※本コラムは、空き家・相続不動産の売却スケジュールについて一般的な考え方をまとめたものです。売却に必要な期間や手続きは、物件の状態、権利関係、販売条件、買主の資金計画等によって異なります。年内の成約・引渡しを保証するものではありません。

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伊藤友佑
専門家

伊藤友佑(不動産業)

株式会社Blue Key

空き家や相続不動産の相談窓口として、売却や賃貸、活用など幅広い選択肢を提案。大手企業での実務経験や商工会議所での創業支援経験を生かし、地域の専門家と連携しながら依頼者を多角的にサポートします。

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