野菜ソムリエアワード金賞受賞。三重県初の野菜ソムリエ上級プロが、食を通じた健康づくりをサポート（1/3）

厳選した地元の農産物や加工品を中心に、詰め合わせギフトで、野菜や果物をもっと身近に

　「私たちと同じように、野菜や果物にも個性があります。風味や食感といった多様性を伝えることで、食べることがもっと楽しくなるお手伝いをしたいですね」

　そう語るのは、三重県伊賀市で夫とともに「野果増しや」を営む中澤真規さん。企業の社員食堂や、ゴルフ場、飲食店などへ納品する傍ら、週に1日、セレクトショップのような「中沢青果てくてく」をオープン。中澤さんが味をみて納得した地元を中心とした農産物や加工品、詰め合わせギフトなどを販売しています。
　さらには、「野菜ソムリエ上級プロ」の資格を生かして、講師を務めるほかレシピ開発なども手掛けています。

　「ギフトは、ゴルフコンペの景品やお中元、お歳暮、お供えとしてもご利用いただいています。ご注文をいただきましたら、てくてくの営業日以外も対応しています」

　数ある品の中でも特におすすめなのが、エクアドル産のオーガニックバナナ。伊賀市内で追熟加工を行う老舗企業から特別に取り寄せています。
　「有機栽培で燻蒸処理もなく、甘いのに、後味がスッキリ！病気で一時重篤な状態に陥った母が、再び食べ物を口にできるようになった時も、持参したんです。後から母に聞くと、『あのバナナのおかげで、がんばって元気になろうと思えた』と話していました」

　中澤さんは、自身の母の言葉から、食することの喜びは生きる原動力になり、体を作る上でも、心の健康を保つ意味でも、大切だと改めて実感。年齢や体調など、一人一人に応じた食の取り方を、より深く考えるきっかけになったそうです。

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